台湾BLドラマ「Eternal Butler」(原題「全面管控」)が、本日7月1日よりPrime Video(プライムビデオ)など各種動画配信サービスで順次配信。Blu-ray / DVD BOXが7月11日に発売される。これを記念し、主演のチャン・ジョーウェイ(張哲偉)とチェン・ジュンティン(陳峻廷)のインタビューコメントが到着した。
台湾BLドラマ「We Best Love」シリーズのツァイ・フェイチアオ(蔡妃喬)が総監修を務めた本作は、2023年に台湾で誕生したオリジナルBLドラマ「VBLシリーズ」の最新作。前シリーズ「AntiReset」の世界観が引き継がれており、劇中では“憎まれ御曹司”と執事兼ボディガードを務める高性能人型ロボットの愛が描かれる。メガネを外すとドSになるAIロボット・恒4(ホンスー)を演じたのは「ミスターグローバル世界大会」に出場経験があるチャン・ジョーウェイ。人型ロボットに躾けられることになる御曹司・羅布仕(ルオ・ブーシー)にオーデイション番組「ATOM BOYZ(原子少年)」などで知られるチェン・ジュンティンが扮した。
チャン・ジョーウェイは、演じた恒4の印象を「とてもまっすぐで人情に疎い人」と語り、「強い保護欲を持ち、受け取った指令には必ず従うという使命感もあります。でも感情面に関しては、まるで“超ストレート男子”のような性格で、人付き合いや気遣いに疎くて、ときには相手を驚かせるような率直すぎる発言をしてしまうことも多いんです」と紹介。そして「恒4にとって、羅布仕はただの雇い主とはまったく違う存在です。羅布仕は、恒4に『必要とされている』という感覚を初めて与えてくれた人なんです。ようやく、誰かが自分を“物”としてではなく、“自立した存在”として扱ってくれた。そのうえで、恒4の感情にまで気を配ってくれる。そういった経験は、恒4にとってこれまで一度もなかったものなんです」と述べる。
また「恒4はとても人間らしく設計されたAIロボットです。彼は戦略面に優れているとはいえ、だからといって感情を学んだり、そこから何かを感じ取る力がないわけではありません。誰かに大切にされ、一個の存在として扱われることで、少しずつ『感覚』を自覚しはじめ、それを自分の論理で理解しようとします。しかし、羅布仕との度重なるやり取りは、恒4の中の“プログラム”を混乱させていきます。なぜなら、それらの経験は彼のこれまでの論理や知識では説明がつかないことばかりだからです」と説明し、「僕の解釈では、恒4にとっての最初の転機は、羅布仕が恐怖を感じながらも自らの意志で彼の止血を手伝った場面だと思います。その一歩が、恒4の中に『なぜ?』という疑問を生み出し、以後の交流がその疑問をさらに深めていきます。羅布仕が恒4のために服を買ってくれたり、薬を盛られたときに頑なな態度の裏にある脆さを見せてくれたことによって、恒4は『守りたい』『そばにいたい』という思いを強くしていきます。その変化がやがて“愛情”へとつながるのは、恒4が『雇い主を守る』というただの設定を超えて、羅布仕の好みや性格までも自然に覚えていくようになったからです。そのとき初めて、恒4は自分が感じているのが“ただの業務”ではないことに気付くんですね」と伝えた。
自身と演じた羅布仕の共通点を問わたチェン・ジュンティンは「似ているところは、僕たち2人とも『強い保護色』を持っていることです」と答え、「羅布仕は、人に近付かれるのを恐れて、自分の周りに壁を作り、誰も寄せつけない。一方のチェン・ジュンティンは、笑顔ですべてを覆い隠す。どちらも、心の奥底にある一番脆い部分を人に見られるのが怖いんです。でも、違うところもあります。厳密に言えば、羅布仕はすごく勇敢なんです。あの若さで、自分の心の闇や恐怖とちゃんと向き合おうとしている。もしそれが僕、チェン・ジュンティンだったら、きっと逃げ続けて、そのままずっと心の奥にしまい込んでしまうと思います」とコメント。また「物語の前半において、恒4は羅布仕の“常識”を打ち破る存在でした。あまりにも特別すぎて、彼と向き合うときの羅布仕の対応や物の見方が、これまでとはまったく変わってしまったんです。恒4は、最初はストレートで迷いのないやり方で羅布仕をねじ伏せ、そのあとに、心に寄り添うような行動で少しずつ羅布仕の心を動かしていった。まるで、何層にも重なった羅布仕の“鎧”を1枚ずつ丁寧に剥がしていくように。恋人みたいかって? うーん、僕は彼らの関係は、もうすでにすべての『感情』の枠を超えていると思います」と言及する。
互いの魅力に話が及ぶとチャン・ジョーウェイは「彼(チェン・ジュンティン)はまるで“みんなを笑顔にしてくれる存在”、いわばムードメーカーのような人です。そばにいると、自然と安心して自分を委ねたくなるような雰囲気があります。もちろん、冗談を言って場を和ませることも多いけれど、ただふざけているだけじゃなくて、実はとても周りをよく見ていて、さりげない気配りができる人。ユーモアを通して、周囲を癒やしてくれる優しさのある人なんです」と述懐。一方のチェン・ジュンティンは「外見は言うまでもなく、間違いなくトップクラスですけど、僕が一番惹かれたのは、彼のあのロボットのような仕事の効率と論理的な分析力です。一度決めたことに対して、彼の実行力は本当に高いんです。そして、その行動をする一方で、しっかりと自分の思考をクリアに保っているところがすごいと思います」とチャン・ジョーウェイをたたえた。
日本の視聴者に向けてチャン・ジョーウェイは「まだ視聴していない方々は、恒4が坊ちゃんと関わるときの目の変化に注目してください。長い時間をかけて、彼の反応や心情を理解できるはずです」と呼びかける。チェン・ジュンティンは「『Eternal Butler』をこれまで応援してくださった皆さん、本当にありがとうございます。そして、僕たちの作品投稿のたびに、コメントで思いや感想を残してくれていることちゃんと全部、見ていますよ! いつか皆さんと直接お会いできる日を楽しみにしています」と期待を込めた。
なお2人のほか、キャストのホン・イェンシャン(洪言翔)、ルオ・ジャンエン(羅章恩)のインタビュー全文は7月11日にCinem@rt(シネマート)公式サイトにて公開される予定だ。
全12話の台湾BLドラマ「Eternal Butler」はRakuten TVやPrime Videoで配信中。「AntiReset」のリエン・ユージャー(連玉喆)が演出を手がけ、ツァイ・フェイチアオ(蔡妃喬)、ガオ・ルーピン(高茹蘋)、シン・エイ(辛穎)が脚本を執筆した。
関連記事
関連商品
台湾BLドラマ「VBLシリーズ」公式 @vbl_rio_love
本日7月1日より各種動画配信サービスで配信スタート‼️
台湾BLドラマ「#EternalButler」(原題「#全面管控」)をご紹介いただいています✨
ぜひご覧ください🥰 https://t.co/lIo0SeBjFs