劇団四季「ゴースト＆レディ」大阪開幕に向け、演出スコット・シュワルツが思い語る

劇団四季 ミュージカル「ゴースト＆レディ」大阪公演が12月7日に大阪・大阪四季劇場にて開幕。それに先がけて本日5日に最終通し舞台稽古が行われ、演出を手がけるスコット・シュワルツらが取材に応じた。

シュワルツは「本作は史実を基に描かれた、非常に誠実で感情豊か、かつ情熱的な物語です。西洋医学の礎を築いたフロー（フローレンス・ナイチンゲール）と、幻想的な存在であるゴーストのグレイが織りなす物語は、心の琴線に響くものだと考えています。大阪のお客様にも、この物語の感動をお届けできることを嬉しく思います」とコメント。

またフロー（フローレンス・ナイチンゲール）役の町島智子は「看護に一生を捧げ、偉大な功績を遺したフローレンス・ナイチンゲールですが、この作品では、悩み迷いながらも自分の使命に果敢に挑む、一人の女性として描かれています。信念を貫く彼女の姿に、私自身も日々力をもらっているように、お客様にも“明日を生きる力”を感じていただけるよう、一回一回の公演を誠心誠意務めてまいります」、グレイ役の加藤迪は「今回、大阪初上演となる『ゴースト＆レディ』に参加できることを、大変光栄に感じています。生きる意味を見失いかけていたフローと、孤独なグレイが出会い、互いに影響されながら、次第に育む絆の美しさが描かれた本作。演出のスコット・シュワルツさんをはじめ、国内外から集まったクリエイターの方々と創り上げたこの作品の感動をお届けできるよう、全身全霊で演じたいと思います」とそれぞれに思いを語った。

ミュージカル「ゴースト＆レディ」は、藤田和日郎のマンガ「黒博物館 ゴーストアンドレディ」（講談社）を原作にしたミュージカル。脚本・歌詞を高橋知伽江、演出をスコット・シュワルツが手がけ、昨年東京で初演された。劇中では、19世紀の欧州で近代看護の礎を築いたフローレンス・ナイチンゲール（フロー）と、芝居好きなゴーストのグレイが紡ぐ物語が、史実を織り交ぜながら描かれる。

公演は5月17日まで。

劇団四季 ミュージカル「ゴースト＆レディ」2025年 大阪公演

開催日程・会場

2025年12月7日（日）〜2026年5月17日（日）
大阪府 大阪四季劇場

スタッフ

原作：藤田和日郎「黒博物館 ゴーストアンドレディ」（講談社「モーニング」）
脚本・歌詞：高橋知伽江
演出：スコット・シュワルツ
作曲・編曲：富貴晴美
振付：チェイス・ブロック
イリュージョン：クリス・フィッシャー
音楽監督：鎭守めぐみ