音楽劇「コーカサスの白墨の輪」は
このたび公開されたメインビジュアルでは、“旅の一座が前を見つめて進んでいく姿”が、疾走感たっぷりに映し出された。公演は来年3月12日から30日まで東京・世田谷パブリックシアター、4月11・12日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、18・19日に岡山・岡山芸術創造劇場ハレノワ 中劇場、24・25日に佐賀・鳥栖市民文化会館 大ホール、5月2・3日に愛知・春日井市民会館にて行われる。東京公演のチケット一般販売は来年1月18日10:00にスタートする。
木下、平間、sara、加藤、一路、眞島のコメントは以下の通り。
木下晴香コメント
「コーカサスの白墨の輪」グルーシェ役を務めます、木下晴香です。
思い入れのある劇場でこの大作に臨む機会をいただけたこと、大変嬉しく光栄に思います。上演台本・演出の瀬戸山美咲さんとご一緒させていただくのは三度目。毎度、瀬戸山さんの言葉を通して目の当たりにする現実や願いには強く心揺さぶられてきました。今回は、未来に設定を移したこの色褪せない作品に、素晴らしいキャスト・スタッフの皆様と挑みます。旅一座のような素敵なビジュアルも出来上がりました。いざ、人間の可能性を探る旅へ。身震いもしていますが、溢れんばかりのやる気と共に誠心誠意作品に向き合ってまいります!
2026年春、劇場でお待ちしております。
平間壮一コメント
「人間」とは何か「人はなぜ争うのか」を考えることが自分自身も好きなのですが、考えても答えが出るものではなく、自分に何ができるんだろうと考えるうちに諦めてしまうことが多いのです、がこの作品を読んだ時に「考える」ことが大切なのだと気が付かされました。瀬戸山さんが人間は言葉を持っているから複雑になってしまうというお話をされていて、稽古の中でそのお話もたくさんできたらと思っています。世田谷パブリックシアターはいつかは出たいと思っていた劇場で、今回出演する機会を頂けてとても嬉しいです。この作品を通して、みてくださる皆さんが「どんな自分でありたいか」を考えるきっかけになったらいいなと思っています。ぜひ劇場にお越しください!
saraコメント
「人間とは何か」という今作品のテーマをお聞きして、まずはじめに頭に浮かんだのは、人間の持つ「寂しさ」でした。自分一人では、自分の存在を肯定することができない。だから色々な形で自分を表現することで、他者と繋がる。寂しいという感情からは逃れられないけど、そこから生まれるエネルギーが連鎖して、摩擦を生んで、世界を動かしている。不完全で愛おしい生き物だと思います。AIが進化して、人間の手を離れ、不可能だったはずのことがどんどん可能になっている今の世の中で、人間という存在の愚かさと愛おしさに、じっくり向き合ってみたいなと思います。
加藤梨里香コメント
スリカ役で出演いたします。加藤梨里香です。
原作を拝読し、人間らしさ、人間臭さ、そして人間の優しさが溢れ出ている作品だと感じました。
瀬戸山さんが再構築される今作で、スリカはグルーシェの一番の理解者であり親友として描いてくださること、また歌でも物語を展開していくことをお聞きしています。
グルーシェ役の木下晴香ちゃんとは、初共演以来ずっと仲良くさせていただいているので、今回再び関わりの深い役をできることが嬉しくてたまりません。全力でグルーシェ、そして晴香ちゃんを支えることができたらと意気込んでいます。
また新たな挑戦となりそうな要素もあり、今作への期待が沸々と高まっております。
今より少し未来の「コーカサスの白墨の輪」をぜひ楽しみにしていただけたら幸いです。
劇場でお待ちしております!
一路真輝コメント
あの「コーカサスの白墨の輪」が瀬戸山美咲さんの手によって新しい世界へ生まれ変わる事になります。過去の戦争を描く作品は多いですが、未来に起こるかもしれない戦争を舞台にする。もしかしたら未来はAIに支配されているかもしれない⁈ そんな斬新な企画の作品に素敵な共演者の皆様とご一緒させて頂けるのが今から楽しみです。原作にある旅一座のように出演者全員で新しい未来の「コーカサスの白墨の輪」を作って行けたらと思っています。
眞島秀和コメント
百戦錬磨の方々と共に作品作りに関わらせて頂ける事、すでに怖さ8割楽しみ2割で震えております。
物語の設定が近未来に置き換わるという事で、普遍的なテーマが皆様にとってより身近なものになると思います。
2026年3月までもうしばらくありますが、ブレヒトと瀬戸山さんの世界観に思い切り飛び込んでいきたいです。
頑張ります。
よろしくお願い致します。
音楽劇「コーカサスの白墨の輪」
開催日程・会場
2026年3月12日(木)〜30日(月)
東京都 世田谷パブリックシアター
2026年4月11日(土)・12日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
2026年4月18日(土)・19日(日)
岡山県 岡山芸術創造劇場ハレノワ 中劇場
2026年4月24日(金)・25日(土)
佐賀県 鳥栖市民文化会館 大ホール
2026年5月2日(土)・3日(日・祝)
愛知県 春日井市民会館
スタッフ
原作:
上演台本・演出:
音楽監督:坂井田裕紀
にょり @nyori1028
世田パブまたおもしろそうな演目が続くなぁ…! https://t.co/VQ4s4to2cK