喜劇と喜劇両面からアプローチ、松崎史也脚色・演出「ヴェニスの商人 CS」幕開け

松崎史也が脚色・演出を手がけるCasual Meets Shakespeare「ヴェニスの商人 CS」の、 C（コメディ）バージョンが11月1日、S（シリアス）バージョンが昨日2日に東京・IMA HALL にて開幕した。

Casual Meets Shakespeareは“普段着でシェイクスピア”を掲げ、ウィリアム・シェイクスピアの作品を現在の日本に合わせて脚色・上演するシリーズ。今回はシリーズ初となる「ヴェニスの商人」が扱われ、“悲劇と喜劇は裏表”というコンセプトのもと、コメディ（C）とシリアス（S）の2バージョンが回替わり上演される。

開幕に際し松崎は「悲劇の存在意義として現実世界を生きる“備え”があるだろう。演劇を通し真実味のある虚構を体験することで理不尽で苦しい“生”に備えることができる。では喜劇の存在意義は？ その答えのようなもの、私の考えをセリフのいくつかに託している。『ヴェニスの商人 CS』は、コミカルな喜劇とシリアスな喜劇。カルテット生演奏をお迎えし、一人残らず頼もしい俳優と共に現実と虚構が相互に支え合える関係を目指しました。劇場でお待ちしております」とコメントした。

Cバージョンの出演者には、アントーニオ役のウチクリ内倉、シャイロック役の鯨井康介のほか、中村太郎、茜屋日海夏、高崎翔太、椙山さと美、栗本佳那子、やじりまおん、澤田拓郎、小林賢祐、安井一真、吉岡将真、石井由多加、山本耕大、大平峻也が名を連ね、Sバージョンの出演者には、アントーニオ役の田口涼、シャイロック役の北村健人のほか、松井勇歩、中村裕香里、寺田友哉、西葉瑞希、三枝奈都紀、木村優良、阿瀬川健太、船木政秀、勝沼優、永石匠、山﨑竜之介、大平が名を連ねた。さらに、同シリーズに所縁のある日替わりゲストも登場する。

公演は11月9日まで。なお千秋楽の9日11:00開演回のCバージョン、16:00開演回のSバージョンは配信も行われる。

Casual Meets Shakespeare「ヴェニスの商人 CS」

開催日程・会場

2025年11月1日（土）〜9日（日）
東京都 IMAホール

スタッフ

原作：ウィリアム・シェイクスピア
脚色・演出：松崎史也

出演

コメディver.

ウチクリ内倉 / 鯨井康介 / 中村太郎 / 茜屋日海夏 / 高崎翔太 / 椙山さと美 / 栗本佳那子 / やじりまおん / 澤田拓郎 / 小林賢祐 / 安井一真 / 吉岡将真 / 石井由多加 / 山本耕大 / 大平峻也

シリアスver.

田口涼 / 北村健人 / 松井勇歩 / 中村裕香里 / 寺田友哉 / 西葉瑞希 / 三枝奈都紀 / 木村優良 / 阿瀬川健太 / 船木政秀 / 勝沼優 / 永石匠 / 山﨑竜之介 / 大平峻也

コメディver.日替わりモロッコ公役ゲスト

瀬戸祐介（1日18:00） / 田中尚輝（2日13:00） / 古谷大和（3日18:00） / 前川優希（6日18:00） / 松島勇之介（8日18:00） / 松崎史也（9日11:00）

シリアスver.日替わりアフタートークゲスト

田中尚輝（2日18:00） / 古谷大和（3日13:00） / 赤澤燈（5日19:00） / 野口準（6日13:00） / 伊崎龍次郎（8日13:00）

※11月7日公演はシャッフル公演。
※高校生以下チケットあり。
※鑑賞サポートあり。