井上芳雄ら出演「大地の子」ポスター&ソロビジュアル公開、追加キャストに飯田洋輔・浅野雅博

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舞台「大地の子」の追加キャストが発表され、ポスタービジュアル、各キャストビジュアルも公開された。

舞台「大地の子」ポスタービジュアル

舞台「大地の子」ポスタービジュアル [拡大]

本作は、1987年から「文藝春秋」で連載された山崎豊子の小説「大地の子」を舞台化するもの。脚本をマキノノゾミ、演出を栗山民也が担う。第二次世界大戦後、中国に取り残された日本人孤児・勝男は、人身売買されそうになったところを中国人教師・陸徳志に拾われ、“陸一心”(ルー・イーシン)という名で育てられる。優秀な青年へと成長した一心だが、文化大革命に伴う時代のうねりが彼を襲い……。

勝男役の井上芳雄、あつ子役の奈緒、江月梅役の上白石萌歌、陸徳志役の山西惇、松本耕次役の益岡徹が出演することは既報の通りだが、袁力本役の飯田洋輔、黄書海役の浅野雅博らの出演も明らかになった。ビジュアル完成に際し、井上、奈緒、上白石、山西、益岡の撮影を終えての新コメント、飯田、浅野の抱負コメントが到着した。

本作は来年2月26日から3月17日まで東京・明治座で上演される。チケットの一般販売は12月6日にスタート。

井上芳雄コメント

勝男役の井上芳雄のビジュアル。

勝男役の井上芳雄のビジュアル。 [拡大]

ビジュアル撮影を終えての感想

今日は、思っていた以上に、陸一心役の心情を表現する撮影となりました。
「大地の子」はすでに始まっているんだ、という思いを強くしました。

演出家・栗山民也への思い

栗山さんと何作品もご一緒させていただいて、たくさんのことを教えてもらいました。
栗山さんが、今の日本でやる意味がある演劇をやるべきだ、演劇は今の時代と繋がってるのだ、ということを前からおっしゃっています。
まさに「大地の子」は、今の時代に必要な、そして演劇としてお伝えするにふさわしい大切な物語だと思っていますので、全力で気持ちを込めて演じたいです。これから稽古が始まって、ドキドキすることも増えてくると思いますが、皆さまにお届けできることをとても幸せに思っています。
明治座でお待ちしております。

奈緒コメント

あつ子役の奈緒のビジュアル。

あつ子役の奈緒のビジュアル。 [拡大]

ビジュアル撮影を終えての感想

1人での撮影だったのでまだ皆さんとお会いできていませんが、(今日の撮影で)1人ということが、あつ子の役としては、とても良いスタートなんじゃないかなと思っています。
きっと、あつ子自身が抱えていた孤独と向き合う稽古になると思いますので。
今日撮ったポスターも含めてどういったものが出来上がるのか、手に届くのを楽しみにしています。

演出家・栗山民也への思い

(前回の作品で)栗山民也さんが、舞台の上で悩んでほしい、迷ってほしい、初めて聞く声を聞きたいんだと、仰っていたのを今でもすごく鮮明に覚えています。
今回も稽古場含めて本番までたくさんの新しい声と自分自身も出会えるように、栗山さんにも新しい私を見ていただけるように頑張りたいなと思っています。

上白石萌歌コメント

江月梅役の上白石萌歌のビジュアル。

江月梅役の上白石萌歌のビジュアル。 [拡大]

ビジュアル撮影を終えての感想

お話をいただいてから今日までずっと「大地の子」のことを考え続けていたんです。
今日、役の衣裳に袖を通してカメラの前に立って、役の気持ちを想像することで、自分はこの作品に携わる時が来たんだな、という実感がふつふつと湧いてきました。
早く皆さんと顔を合わせてお稽古がしたいなという気持ちでいっぱいになりました。

演出家・栗山民也への思い

栗山民也さんの演出を再び受けられるということにすごく喜びを感じています。
山崎豊子さんの「大地の子」というとても大きな名作を、時代を越えて形を変えて体現する機会をいただけたことに、身も心も引き締まる思いでいっぱいです。プレッシャーもたくさんありますが、何より栗山さんの言葉を信じて、役を生きることができたらいいな、と思っています。

山西惇コメント

陸徳志役の山西惇のビジュアル。

陸徳志役の山西惇のビジュアル。 [拡大]

ビジュアル撮影を終えての感想

いよいよ始まるんだなという感じですね。
ものもすごい大作になると思うので、緊張感で今いっぱいです。
ドラマも見ていますし、原作も読み返しました。自分の演じさせていただく役柄が愛に溢れている、お父さんの役なので、是非演じさせていただきたいなと思いました。

演出家・栗山民也への思い

栗山民也さんとはもう10年以上のお付き合いなんですけども、最も信頼している演出家と言ってもいい方です。(脚本の)マキノさんに関しても同世代で、ずっと関西の小劇場から頑張ってやってきた仲間です
マキノさんと栗山さんですから人間ドラマとして、エンターテイメントとしてもとても楽しめる作品になると思いますので、期待していただければと思います。

益岡徹コメント

松本耕次役の益岡徹のビジュアル。

松本耕次役の益岡徹のビジュアル。 [拡大]

ビジュアル撮影を終えての感想

お客様の前で演じるにはまだ半年ほどある時期の、ポスター撮影という機会に、少しこの役が始まったような実感を持ちました。

演出家・栗山民也への思い

「大地の子」は、30年前にテレビドラマで、私が40歳になるかならないかくらいの頃に毎週感動しながら見ていたんですけれど、見たものは生々しく残っています。原作も素晴らしかったです。
今回、舞台で栗山さん、マキノさん、井上さんたち共演の方と素晴らしい舞台を作れるんじゃないかととても楽しみにしています。中国大陸を舞台に、戦争がもたらした、残留孤児の物語を、その思いを、これから見ていただくお客様にもお届けしたいと願っています。

飯田洋輔コメント

袁力本役の飯田洋輔のビジュアル。

袁力本役の飯田洋輔のビジュアル。 [拡大]

出演決定に際しての抱負

日本演劇界、常に牽引されてきた、栗山民也さん、そして数々の脚本で多くの感動を呼んできたマキノノゾミさんと共に、新しい世界を創造していくことが本当に楽しみです。
私の演じる袁力本役は、友情や国家のはざまで、様々な葛藤がうまれるなか懸命に生きてきたキャラクターだと思っております。
この壮大なドラマが、皆さんにお伝えできるように、作品の力を信じて、一生懸命、稽古をしていきたいと思いますので、どうぞ皆さんお楽しみにしていてください。

浅野雅博コメント

黄書海役の浅野雅博のビジュアル。

黄書海役の浅野雅博のビジュアル。 [拡大]

出演決定に際しての抱負

マキノさんの本で栗山さんの演出、このタッグだったら面白くないわけがないと思って、すぐに手をあげさせていただきました。山崎豊子さん原作の骨太の芝居をやるにはぴったりのお2人だと思って、頼りにしています。
この物語は僕としては特別なお話ではないと思ってて、民族の近いとか文化の違いとか宗教の違いはあるんですけども、やっぱり元をたどると一個の人間がどうやって生きたか、また誰もがそういう教遇にいつ落ちるかも分からない、このきな臭い現代において、見ていただけなければならないものだと思っています。
僕は、井上芳雄さん演じる陸一心のターニング・ポイントとなる1つの象徴的なシーンで出演します。
明治座で生の「大地の子」を見にいらしてください。

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大地の子

開催日程・会場

2026年2月26日(木)〜3月17日(火)
東京都 明治座

スタッフ

原作:山崎豊子「大地の子」(文春文庫)
脚本:マキノノゾミ
演出:栗山民也

出演

陸一心(松本勝男):井上芳雄
玉花(あつ子):奈緒
江月梅:上白石萌歌
陸徳志:山西惇
松本耕次:益岡徹
袁力本:飯田洋輔
黄書海:浅野雅博
増子倭文江 / 天野はな / 山下裕子 / みやなおこ / 石田圭祐 / 櫻井章喜 / 木津誠之 / 武岡淳一 / 薄平広樹 / 岡本敏明 / 加藤大祐 / 越塚学 / 西原やすあき / 咲花莉帆 / 清水優譲 / 武市佳久 / 田嶋佳子 / 常住富大 / 角田萌果 / 内藤裕志 / 松尾樹 / 松村朋子 / 丸川敬之

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浅野雅博 @masa_asano0327

『大地の子』26年2,3月です。
黄書海役で出演させて頂きます。

どうぞよろしくお願い致します。
#大地の子 https://t.co/LzLUGRwbaE

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