世田谷パブリックシアターが日韓共同制作、白井晃演出「紅い落葉」に別所哲也・朝海ひかる

4

118

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 27 53
  • 38 シェア

あたらしい国際交流プログラム リーディング公演「紅い落葉」が、8月16・17日に東京・シアタートラムで上演される。

あたらしい国際交流プログラム リーディング公演「紅い落葉」出演者

あたらしい国際交流プログラム リーディング公演「紅い落葉」出演者

大きなサイズで見る(全2件)

世田谷パブリックシアターは、本年度、国際的な発信力を高める新たな取り組み「あたらしい国際交流プログラム」をスタートさせた。8月に上演される第1弾、あたらしい国際交流プログラム リーディング公演「不可能の限りにおいて」に続く第2弾が、白井晃演出による「紅い落葉」となる。

「紅い落葉」は、世田谷パブリックシアターと韓国のライブラリーカンパニーとの日韓共同制作作品。「紅い落葉」は、アメリカの作家トマス・H・クックによる小説「緋色の迷宮」を、韓国の劇作家キム・ドヨンが脚色し、イ・ジュヌが演出した作品で、2021年に韓国・ソウルで初演された。アメリカの田舎町ウェズリーを舞台にした本作では、写真館を営むエリック・ムーアを軸にした心理劇が展開する。

今回のリーディング公演には、エリック役の別所哲也、エリックの妻バネッサ・ムーア役を務める朝海ひかるのほか、音月桂田中亨有川マコトワタナベケイスケ田中佑弥佐藤B作が出演する。

白井晃

白井晃[拡大]

世田谷パブリックシアターの芸術監督であり、本作の演出を手がける白井は「この度、世田谷パブリックシアターが今年度から立ち上げた『あたらしい国際交流プログラム』の一つとして、韓国版『紅い落葉』をリーディングドラマとして上演することになりました。本作は、アメリカの作家トマス・H・クックの小説を、今、韓国で最も注目される劇作家のひとり、キム・ドヨン氏と気鋭の演出家イ・ジュヌ氏のお二人により韓国で上演され、高く評価された話題の作品です。アメリカの郊外にある、幸せな家庭が、一つの小さな出来事から家族の中にあった秘密が露呈され、人間の猜疑心がいかに悲劇をもたらすかを緊張感とスピード感を持って描かれています。人はたとえ家族であっても真実を理解しあうことは難しい、そんな深いテーマが提示されるのです。そして、この上演に向けて、素晴らしい俳優の皆さんが賛同し参画してくださいました。世田谷パブリックシアターが、海外との交流と共同創作を進めていく一歩としてお送りする『不可能の限りにおいて』と『紅い落葉』のリーディングドラマシリーズ。どうぞご期待いただけたらと思います」とコメントした。

チケットの一般受付は7月25日10:00にスタート。なお8月16日公演終了後には、韓国版の演出を担ったイとチャン・ハンセ、そして白井によるポストトークが行われる。

この記事の画像(全2件)

あたらしい国際交流プログラム リーディング公演「紅い落葉」

2025年8月16日(土)・17日(日)
東京都 シアタートラム

スタッフ

原作:トマス・H・クック
脚色:キム・ドヨン
翻訳:石川樹里
演出:白井晃

出演

別所哲也 / 朝海ひかる / 音月桂 / 田中亨 / 有川マコト / ワタナベケイスケ / 田中佑弥 / 佐藤B作

公演・舞台情報

読者の反応

  • 4

田中 亨 @P_toru_t215

こちら出演します!
よろしくお願いします😊

#紅い落葉 https://t.co/ITt5dlzUQl

コメントを読む(4件)

関連記事

白井晃のほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 あたらしい国際交流プログラム リーディング公演「紅い落葉」 / あたらしい国際交流プログラム リーディング公演「不可能の限りにおいて」 / 白井晃 / 別所哲也 / 朝海ひかる / 音月桂 / 田中亨 / 有川マコト / ワタナベケイスケ / 田中佑弥 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします