avenir’e第8弾は「音のない川」病院の空気を姉妹ver.に、新作も

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avenir’e 8th create「音のない川~日常の些細な一瞬は細やかにまばゆい~」が5月10日から27日まで東京・新宿眼科画廊 スペース地下にて上演される。

avenir’e 8th create「音のない川~日常の些細な一瞬は細やかにまばゆい~」チラシ表

avenir’e 8th create「音のない川~日常の些細な一瞬は細やかにまばゆい~」チラシ表

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これは2023年に旗揚げされた、“劇場を持たないアンサンブルチーム”avenir’eの8回目の公演。今作は、第1弾「音のない川~病院の空気~」をブラッシュアップし、それぞれ妹バージョンと姉バージョンとするほか、新作として「音のない川~工場の空気~」の3作品を上演する。

上演に向けて脚本・メインディレクター(演出)を務める池内風は「目の前にある当たり前の風景。しかし、これは見る人の視点一つで、寂しくも、尊くも、腹ただしくも感じ、違う色で見えてくる。そうした何気ない日常は、実は劇的に映り、記憶となって自分の人生が微かに彩られていくのだと思います。一歩外を出た時に、残酷な世界に映るかもしれませんし、優しさに溢れる世界に映るかもしれません。自分の身体感覚を通して世界を捉えた時にどういう風に映るか。そんな感覚を楽しんでいただけたらと思います」とコメントした。

池内風コメント

学生時代、教室で一人心が落ち込んだり、悲しい気持ちになっていたり、もしくは憤っていたりしていた時に、他のクラスメイトが笑いあいながら楽しそうに過ごしていることに気がつき、必要以上に孤独を感じたことはないでしょうか?

自分はこんなにも悲しい気持ちになっているのに誰にも気遣われず、数メートル先では、いつもの光景が当たり前に広がる。孤独だけではなく、皮肉さも、寂しさも、一層深い悲しみも混ざりながら込み上げてくる。そんな経験をしたことがある方も多いはず。少なからず僕は、孤独を感じてもそっとされたことも、孤独を感じている人を知りながらもそっとした事があります。

目の前にある当たり前の風景。しかし、これは見る人の視点一つで、寂しくも、尊くも、腹ただしくも感じ、違う色で見えてくる。そうした何気ない日常は、実は劇的に映り、記憶となって自分の人生が微かに彩られていくのだと思います。

一歩外を出た時に、残酷な世界に映るかもしれませんし、優しさに溢れる世界に映るかもしれません。自分の身体感覚を通して世界を捉えた時にどういう風に映るか。そんな感覚を楽しんでいただけたらと思います。

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avenir’e 8th create「音のない川~日常の些細な一瞬は細やかにまばゆい~」

2025年5月10日(土)〜27日(火)
東京都 新宿眼科画廊 スペース地下

スタッフ

脚本・メインディレクター(演出):池内風
脚本チーム:休日の図書館

出演

「病院の空気〜妹バージョン〜」

井上平 / 大熊花名実 / 髙橋龍児 / 力徳旺

「病院の空気〜姉バージョン〜」

家入健都 / 五十嵐遥佳 / 大井川皐月 / 谷川大吾

「工場の空気」

家入健都 / 浦野真介 / 尾鷲翔子 / 斉藤沙紀 / 谷川大吾

※U-22チケットあり。

公演・舞台情報

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avenir'e(アヴェニール) @avenir_e4c

avenir'e 8th create
『音のない川』

ステージナタリーにて『音のない川』の記事を掲載していただきました。

脚本・メインディレクター池内風のコメントも載っております。

観劇迷われている方ぜひご参考に! https://t.co/4CosNz6uo4

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