ずっと笑っていられる作品になりました、猿博打「右往左往」本日スタート

猿博打特別公演第5弾「右往左往」が、本日3月20日に東京のOFF・OFFシアターで開幕する。

かわいいコンビニ店員飯田さんの池内風が作劇、猿博打の村上弦が演出を手がける本作では、言葉の届け方を知りたい学生社会運動のメンバーと、言葉の届け方を知らない演劇部員が会話のメカニズムについて熱い討論を繰り広げる。出演者には村上のほか、河村凌、板場充樹が名を連ねた。

開幕に際して、村上は「結構ずっと笑っていられる作品になりました。いっぱいふざけて、いっぱい声を出して、すごく距離が近いです。池内さんの持ち味を存分に活かしつつ、猿博打ならではの味わいも加わっています。たくさん笑って、たくさん悩んでいただけたら嬉しいです！」と見どころを語り、池内は「生きるってなんだろう、日本ってなんだろうとどの作品でも混ざってくるこの感覚は今回も反映されていると思います。どういう感触で届くかは未知ですが、少しでも楽しんでいただけたら幸いです」と観客にメッセージを送った。

上演時間は約1時間40分。公演は3月23日まで。

村上弦コメント

思想が右寄り、左寄り、そしてそのどちらでもない3人が、言葉をぶつけ合います。

何が正しいのかなんて、きっと誰にもわからない。そもそも、何のために演劇をやるんだろう。

社会的な意義なんて、本当にあるのか。稽古を進めながら、そんなことを考えました。

でも、ほんの1mmでも何かが変わる未来を信じて、私たちはこれからも演劇を続けていきます。

……とか言いながら、

結構ずっと笑っていられる作品になりました。

いっぱいふざけて、いっぱい声を出して、すごく距離が近いです。

池内さんの持ち味を存分に活かしつつ、猿博打ならではの味わいも加わっています。

たくさん笑って、たくさん悩んでいただけたら嬉しいです！

池内風コメント

5周年記念のファイナルに選んでいただき光栄だなと思っております。

ファイナルに相応しい内容かどうかはちょっと判断できませんが、ある作品を執筆中に突然閃き「これは面白くなるかもしれない!!」と心躍った設定を今回猿博打の三人にあてて書きました。

序盤の方はカフェで声出して笑いながら書いていましたが、最後まで終えて改めて読んでみたら……。みたいな。

社会から見たら彼らなんか、なんの影響力もない、その辺に落ちている石つぶてのようだなと。

生きるってなんだろう、日本ってなんだろうとどの作品でも混ざってくるこの感覚は今回も反映されていると思います。どういう感触で届くかは未知ですが、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

猿博打特別公演第5弾「右往左往」

2025年3月20日（木・祝）〜23日（日）
東京都 OFF・OFFシアター

スタッフ

作：池内風
演出：村上弦

出演

村上弦 / 河村凌 / 板場充樹

※U-22チケットあり。