コント×サスペンス「S区の奇妙な人々」本日配信スタート、脚本・上田誠「すごいものが出来た」

2025年1月15日 12:30 76 3 ステージナタリー編集部

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

15 43
18 シェア

記事へのコメント（3件）

コント番組「S区の奇妙な人々」の配信が、本日1月15日にDMM TVでスタート。このたび、本作の脚本を手がける上田誠のコメントが到着した。

「S区の奇妙な人々」第2弾キービジュアル

大きなサイズで見る（全16件）

「S区の奇妙な人々」場面写真［拡大］

「S区の奇妙な人々」は、4組の芸人によるコントとサスペンスドラマが融合するコント番組。劇中では、とある秘密を抱えた女性のストーリーが、ジャルジャル、シソンヌ、男性ブランコ、空気階段による新作のコントと絡み合う。このたび、ドラマパートに剛力彩芽、白洲迅、守屋茜が出演していることも明らかになった。

上田は「難しいこと頼まれたな、と思いました。でもこの芸人さん4組でコントサスペンスをやる、と聞いて、自分以外がこれをやるのは嫌だ、と思いました。どこから考え始めたらよいのか、という感じ。謎の区を舞台にしたサスペンス、というムードが決まってからも、難しかったです。僕も芸人さんたちのコントから物語を考えていきますが、芸人さんたちも僕の設定からコントを考えていくので、いつまでたってもその追いかけ合いが終わらなかった。でも謎めいたものができていく過程って、まさしくそういうことかも、って思います。あと、謎を謎のまま、雰囲気だけで終わらせない、ということも大事にしました。死ぬほど時間がかかったけど、すごいものが出来たと思っています」とコメントしている。

上田のコメント全文、剛力、白洲、守屋のコメントは以下の通り。

上田誠コメント

難しいこと頼まれたな、と思いました。でもこの芸人さん4組でコントサスペンスをやる、と聞いて、自分以外がこれをやるのは嫌だ、と思いました。

どこから考え始めたらよいのか、という感じ。謎の区を舞台にしたサスペンス、というムードが決まってからも、難しかったです。僕も芸人さんたちのコントから物語を考えていきますが、芸人さんたちも僕の設定からコントを考えていくので、いつまでたってもその追いかけ合いが終わらなかった。でも謎めいたものができていく過程って、まさしくそういうことかも、って思います。

あと、謎を謎のまま、雰囲気だけで終わらせない、ということも大事にしました。死ぬほど時間がかかったけど、すごいものが出来たと思っています。

とにかくコントにかけては無二の方々ばかりなので、出してもらったアイデアの種だけでは分からなくても（ほんとに分からない）、「きっと本人たちは見えていて、コントになった時には超面白いのだろう」と信じて、ネタを選ばせてもらい、それらを組み合わせて、謎と物語を編んでいきました。

いざ映像になったコントはほんとにどれも無二の面白さで、感服しました。悔しいけどこれは脚本家にはできない作り方だ、と思いました。芸人さんたちのコントを、手を変え品を変え、最適な形で映像にしてくださった、ラリータさんはじめスタッフの皆さまの粘り腰にも感服です。

コント番組としての顔とサスペンスドラマとしての顔を併せもつ、S区のように二面性のある番組です。禁足地を歩く気持ちで、まずは一歩。そして最後まで見てもらえたら、S区のおそろしさが分かります。

剛力彩芽コメント

剛力彩芽［拡大］

お話をいただいてすっごく嬉しかったです！どんな仕上がりになるのか想像もつきませんでしたが、新しい挑戦を一緒に共有できることも嬉しくワクワクしました！

正直、フウカを演じている間は、どんなコントが間に挟まるの全くわからずお芝居をしていました（笑）。ですが、フウカはある意味ストーリーテラーとして物語を進めていく大事なキャラクターでもあると感じたので、フウカという女性がどんな想いでここに辿り着いたのか、どんな人生を歩んでいたのかキャラクターとしては素直に演じさせていただきました。

芸人さんたちをすごいと感じたところは、ぜんぶです。コント部分も収録しながら、ドラマパートのお芝居もきっちりこなす。ドラマパートに関しては、コントで出てくるキャラクターでもあるので瞬間的にそこに戻れたり、アドリブきかせたり、ほぼ初対面？でもしっかりツッコミを入れられていたり（笑）…どんなことにも対応できるんだなぁと感心しっぱなしでした。

コントとドラマが交錯していくという新しい挑戦に携わらせていただき本当に幸せでした。きっと不思議な感覚になります。けれど、なんかちょっとグッときます（笑）。一瞬考えさせられるかもしれないけど、なんか、気持ちがフワッとするような心がホクホクするような、作品な気がします。全部がみどころです！ぜひ、最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです！

白洲迅コメント

白洲迅［拡大］

コントとドラマが交錯する作品は見たことがなかったですし、コントドラマともまた違う…正直よく分からないままでしたが（笑）、お話をいただき面白そう！と思いました。

謎の都市伝説ライターという役どころなのですが、その謎は是非ご覧ください。ただ、初めての着ぐるみはとても視界が狭かったです（笑）。

芸人の皆さん、現場で台詞を覚えていらっしゃったのが、とにかく凄い！芝居の瞬発力と自由度の高さを間近で感じる事が出来ました。

この作品はこういうことだったのか…！というのと、自分が演じている部分でも、あれはこういうことだったのか！という、演じ終わった後に気づくことがある、新感覚な作品でした。見ていて、「？」が常に頭の上に浮かぶと思うのですが、その「？」に気づくと作品の世界観に引き込まれる、とても味わい深い作品だと思います。S区の住人たち、ひとりひとりの人間模様を是非お楽しみください。