“どこを観ても飽きない”仕上がり、小越勇輝・岡幸二郎ら出演「黄金仮面」スタート

「甦夢THEATRE『黄金仮面―masque doré―』」が、本日10月11日に東京・天王洲 銀河劇場で開幕した。

本作は、今年生誕130年を迎える江戸川乱歩による長編推理小説「黄金仮面」を、歌を交えて立ち上げる舞台。一徳会 / 鎌ヶ谷アルトギルドの石井幸一が脚本、悪い芝居の山崎彬が演出を手がける。明智小五郎役を小越勇輝、黄金仮面役を岡幸二郎が演じるほか、波越警部役の井阪郁巳、小林芳雄役の佐藤永典、大鳥不二子役の小林由佳、鷲尾侯爵役の高橋良輔、山田風太役の石田隼、中井英利役の川﨑優作、中島河太役の吉澤翼、坂口大吾役の納谷健、松本清太役の福島海太、木々太郎役の増本尚、高木彬役の平松來馬が出演する。

開幕に際し、小越は「明智という人は、事件や黄金仮面を追っていく中での探求心や苦難を楽しんでいる人物だと思いますので、自分も気持ちをリンクさせながら挑んでいけたら」、岡は「江戸川乱歩の作品が大好きなので、楽しみながら千秋楽まで演じていきたいと思います」とコメント。山崎は「明智小五郎と黄金仮面の対立がメインとして進みますが、その中で歌やステージングというものがエンターテインメントの要素としてふんだんに盛り込まれています。キャストたち全員で一つのシーンを色々な形でみせているので、どこを観ても飽きないというのが一番のみどころです」とアピールした。

上演時間は休憩なしの約2時間35分。公演は10月20日まで行われる。

小越勇輝コメント

いつものことかもしれませんが、まだあまり初日の実感がわいておらず…これからゲネプロ、本番を行う中で実感がわいていくだろうなと思います。

明智という人は、事件や黄金仮面を追っていく中での探求心や苦難を楽しんでいる人物だと思いますので、自分も気持ちをリンクさせながら挑んでいけたらと思います。

井阪郁巳コメント

演出の山崎さんをはじめカンパニー全員で最高の準備をしてきました。

波越として、情熱を持って全身全霊で挑んでいます。

声が枯れてもいいくらい常に全力投球で挑みたいと思います！

お客様にこの作品が届くことを楽しみにしています。

佐藤永典コメント

気合い十分、最高の状態で今日を迎えられることを嬉しく思っています。

小越さんとも話しましたが、ぜひたくさんの方にこの作品を観ていただきたいです！

僕も江戸川乱歩作品が大好きなので、この世界観を一人でも多くの方に届けたいと思います。

岡幸二郎コメント

小学生の頃、図書館に行くと必ず江戸川乱歩のコーナーがあり、まさに今付けている仮面が表紙の黄金仮面の本があって。それを何十年後かに自分が被れることに非常に嬉しさを感じております。

江戸川乱歩の作品が大好きなので、楽しみながら千秋楽まで演じていきたいと思います。お客さんも観ていてワクワクドキドキしながらカーテンコールを迎えられるんじゃないかと思っております。

山崎彬コメント

この作品は皆さまご存知の通り、江戸川乱歩が約100年前に書いた小説で、舞台としても13年ほど前にストレートプレイとして上演されました。

それがこうして巡りあって今回のキャストやスタッフとともに公演ができることを嬉しく思います。作品としては明智小五郎と黄金仮面の対立がメインとして進みますが、その中で歌やステージングというものがエンターテインメントの要素としてふんだんに盛り込まれています。

キャストたち全員で一つのシーンを色々な形でみせているので、どこを観ても飽きないというのが一番のみどころです。

舞台の魅力のひとつである“自分の好きな部分を選んで観ていられる”ことを、約2時間30分楽しんでいただけると思いますので、ぜひ多くの人に観ていただきたいです。