タニノクロウ作・演出「Maître Obscur」がフランスで開幕

タニノクロウが作・演出を手がける「Maître Obscur」が、本日9月19日にフランス・T2G Théâtre de Gennevilliers Centre Dramatique Nationalにて開幕する。

「Maitre Obscur」は、2021年にフランス国立演劇センタージュヌビリエ（T2G）のアソシエートアーティストとなったタニノが、T2Gと初めて行う共同クリエーション作品。ある洋食店を舞台にした「ダークマスター」をベースに、人間の認知能力を模倣しようとする孤独な人工知能によって設計され、制御されている施設を舞台にした物語が展開する。

上演に向けてタニノは「9月19日より、ジュヌヴィリエ劇場にて新作『Maître obscur』が始まります。関わっていただいた多くの方々に心から感謝申し上げます。毎日大切な時間を過ごし、たくさんの学びを得ました。最高の稽古をありがとうございました。この先フランスを中心にツアーが予定されています。日本でも公演出来ますよう願っています!!」とコメントした。

なお本作にはタニノのほか、タニノ作品を多数手がける舞台美術家の稲田美智子、演出助手として、演出家の野村眞人、パリを拠点に活動するハイドロブラストの竹中香子が参加するほか、フランスの俳優たちが出演する。

T2G Théâtre de Gennevilliers Centre Dramatique Nationalでの公演は、10月7日まで。本公演はその後、10月16・17日にフランスのCentre Dramatique National Orléans / Centre-Val de Loire、11月6日から8日までフランスのBonlieu Scène Nationale d’Annecy、来年2月5日から7日までスイスのla Comédie de Genèveで行われる。