日本語の美しさや音の魅力を楽しんで、青☆組のドラマリーディング「青色文庫」開幕

「青☆組『青色文庫 -其五、夜長月の童話集-』」が、昨日9月11日に東京・アトリエ春風舎で開幕した。

これは、青☆組が2012年から開催している、名作文学を原作としたドラマリーディング企画「青色文庫」の第5弾。本公演では、プログラムAとBが回替わりで上演され、プログラムAでは、オスカー・ワイルドの作品を原作にした「小夜鳴鳥と赤い薔薇」「幸福の王子」、プログラムBでは、小川未明の作品を原作にした「野ばら」「月と海豹」「月夜とめがね」が披露される。いずれも作・演出を吉田小夏が担う。

開幕に際し、吉田は「7年ぶりの青色文庫、そして、11年ぶりの劇団員のみでの公演が開幕しました。青色文庫とは、青☆組のオリジナルスタイルによる『観る』ドラマリーディング。2012年に、シリーズ-其壱-を古民家で上演、その後も丁寧に上演を重ねてきました。其五は、新劇団員、蓑輪みきのお披露目上演として、新作短編と人気レパートリーをお届けします。日本語の美しさや音の魅力、眼差し、吐息、歌声、身体……。アトリエでごゆっくりお楽しみください」と思いを述べた。

上演時間は、プログラムAが約1時間15分、プログラムBが約1時間。公演は9月16日まで。