福田悠太「面白すぎてどうしよう」、「女の友情と筋肉」笑いの絶えない稽古場公開

「女の友情と筋肉 THE MUSICAL -幸せの上腕二頭筋-」の稽古場取材会が本日5月1日に東京都内で行われた。

「女の友情と筋肉」（星海社）は“ちょっぴりマッスルだけど、とても優しい女の子たち”を描く、KANAの4コママンガ。ミュージカル版は2022年に第1弾が上演され、今回は第2弾となる。メーカー勤務のキャリアウーマンで握力97kgの村上イオリ役の福田悠太（ふぉ～ゆ～）、商社OLで100m走10秒8の神田ユイ役の冨岡健翔、アパレル勤務でソフトボール投げ85mの小西マユ役の青柳塁斗が続投し、そのほか久保田秀敏、平野潤也、飯窪春菜、前田隆太朗、廣瀬智紀、伊藤修子、上山竜治、山崎樹範、悠未ひろらも出演。久保田、飯窪、前田、上山、悠未は第2弾からの参加となる。

本日の稽古では、冒頭シーンの約30分間が公開された。イオリ、ユイ、マユが3人そろって登場すると、そのままキャスト全員で筋肉ダンスを交えたテーマソング「女の友情と筋肉」を歌う。その後、「OSHAKA-SAMA」「FANTASTIC GIRL」「ガンダムはいいな」「万の風になって」「なんかやな感じで俺を見る」が連続で披露され、イオリ、ユイ、マユそれぞれの恋模様や、ユイの上司・響ワタル（山崎）や謎の先輩・ナゾビッチ（前田）、イオリの妹・シオリ（上山）などクセの強いキャラクターたちとのやり取りが展開した。「めくるめく味の世界」では創作料理で女性の心を癒すプレイボーイ・味潤平（悠未）が舞台中央から登場し、待機中のキャストたちから「ヒューヒュー！」と声がかかった。

福田は各シーンが終わるごとに「はあ、息が切れる」「本当に大変」と大げさに肩で息をして記者たちにアピールし、笑いを取る。また、歌い出しを間違えた山崎がシレッと歌い直した際は、誰からともなく大爆笑に発展。作品世界と地続きの、笑いが絶えない稽古場だった。

稽古公開前には、キャストたちと脚本・演出の村上大樹が本番に向けて思いを語った。福田は「『こんなに面白いミュージカルは観たことがない』と多方面から言われた大好評ミュージカルの第2弾です。前回の面白さを軽く超えた作品になってしまい、カンパニー一同『面白すぎてどうしよう』と動揺しています」と語る。冨岡は「またユイちゃんを演じられることが本当にうれしいです。多くの人にご覧いただき、元気になっていただきたいな」と期待を込める。

筋トレマニアとして知られる青柳は「サブタイトルが『幸せの上腕二頭筋』ということで、プリーチャーカール多めで鍛えてきました」と上腕二頭筋に効くトレーニングに力を入れて本作に臨んだことをアピールした。

平野は「第1弾で一番多く寄せられた『何を見せられているかわからなかった』という感想を、また抱いていただきたい」、廣瀬は「前回以上のエネルギーとカロリーでお客様をお迎えできたら」とそれぞれ意気込む。山崎は「ご覧いただいた通り、キャストはすごく仲が良いですし、スタッフさんも前のめり。本番も間違いなく面白いものに」と自信を見せた。

初参加の上山は「とてもハートフルでポジティブな作品なので、現場もすごく明るくて。グランドミュージカル系の現場だと、歌やダンスを間違えたときに冷たい目を向けられることが多いのですが、ここでは誰も怒らない。『みんながんばろうね！』という空気で、良い意味で文化祭のよう（笑）。とても楽しいです」と明かす。飯窪は「イオリの可愛い後輩としてがんばれたら」と意気込み、前田は「原作の世界観を肉体で表現するのがとても面白い」と見どころを紹介。悠未は「皆さんの被ることのない個性を楽しんでいただけたら」と呼びかけた。

村上は「いろいろなジャンルから集まった“変わった”役者さんたちがそれぞれのパワーを発揮し、個性を認め合って世界観を作っています。爆笑がずっと続くミュージカルが出来上がりつつありますが、最終的には前向きなメッセージが伝わる作品です。こういったエッジの効いた人間讃歌は、なかなかないのでは」と本作をアピールした。

さらにこのたび、6月2日13:00開演回と5日18:00開演回を対象に、スペシャルカーテンコールが実施されることが発表された。第1弾キャストの吉田広大と貴城けいが1人ずつ参加し、第1弾のナンバーを披露する。

本作は5月17日に東京・なかのZERO 大ホール、25・26日に大阪・森ノ宮ピロティホール、30日から6月9日まで東京・品川プリンスホテル ステラボール で上演される。