前川國男の建築群にダンサーが呼応、平原慎太郎「テンポ・デ・コン・クリーイト」

平原慎太郎が振付・演出を手がける「テンポ・デ・コン・クリーイト～昼間の星を想った時」が明日3月9日に神奈川・神奈川県立音楽堂 ホール、ホワイエほかにて上演される。

これは、公立文化施設等が近接する紅葉ケ丘地域の特性や前川國男建築の趣を生かすことを目的とした、「紅葉ケ丘の広場活性化事業 青少年と辿る前川建築パフォーマンス」事業の一環として上演されるもの。3本立ての構成となっており、会場内各所で行われるサイトスペシフィック巡回ツアー「コンクリートツアー / Tour de Concreate」、高校生が出演する野外パフォーマンス「ウネリネリ / UNERINERI」、音楽堂ホールで披露される朗読・音楽・ダンスが融合した「静けさの中で / listen to the star right on the hill」と、3つのアプローチで前川建築の魅力に迫る。

開催に向けて平原は「ここ横浜にて、昭和に建てられた前川國男の建築群の中に今を生きるダンサー達が呼応するようにパフォーマンスすることができればいいなと思っています。良い建築は時代を跨ぎ残り受け継がれます。今を生きる自分達が自分の意識と体をフルに使って、過去と現代を繋ぎ未来に残せるようなパフォーマンスができたらと考えております。時代を跨ぐようなパフォーマンスです。ぜひご参加ください！」とコメントした。

また会場では軽食や神奈川県内産の野菜などを販売するマルシェも同時開催される。