チャリT企画の旗揚げ25周年記念公演第2弾「ネズミ狩り」2024年版開幕

劇団チャリT企画 #37 旗揚げ25周年記念公演第2弾「ネズミ狩り 2024」が、昨日1月6日に東京のザ・スズナリで開幕した。

本公演は、2008年に初演されたブラックコメディ「ネズミ狩り」を元に、2024年版としてリニューアルするもの。劇中では、1997年に起きた神戸児童連続殺傷事件と、1999年に起きた光市母子殺人事件を題材に、一方は更生・社会復帰の道を歩み、一方は死刑判決が確定しようとしている加害者少年をめぐる、市民社会の様子が描かれる。老舗のそば屋・南海亭では、1年前に店主が少年犯罪に巻き込まれて命を落とし、今は娘が跡を継いでいる。そんな中、かつて世間を震撼させた殺人事件の加害少年が、南海亭で従業員として働いているといううわさが流れ……。

開幕に際し作・演出を手がける楢原拓は「2008年初演、2011年再演の劇団代表作を一部改訂し、キャストも一新して、2024年リニューアル版としてお送りします。身近な場所に凶悪犯罪を犯した加害者が働いていたら？という設定で、それに翻弄される人々の姿を、ところどころ笑いとユーモアを交えながら描いています。楽しくて考えさせられる、そんな作品でなかなか評判も良いので、残り僅かですが今からでもぜひ足をお運び下さい。ご来場お待ちしております！」とコメントした。上演時間は約1時間50分、公演は明日1月8日まで。