打土井大が劇団squ@reを旗上げ、とある企業が舞台の「split the bill」

squ@reの旗上げ公演「split the bill」が、1月19日から21日まで東京・SCOOLで上演される。

代表の打土井大と、緒方美月が所属するsqu@reは、“持続的で経済的な活動”と、“公平で公正な作品づくり”を掲げる劇団。旗上げ公演となる「split the bill」では、打土井が作・演出を担い、とある企業を舞台にマジョリティの葛藤を描く。

広報部に務めるホシナとカバヤマは、仕事ができない部下のキタガワに手を焼きながらも怒りを押し殺して働いている。一方、企業のイメージキャラクターに起用されている女子サッカー選手が、インターネット配信での問題発言により炎上する。危機管理部のエグチは彼女の降板を告げるため、広報部のもとを訪れるが……。

打土井は「多様性の時代にマイノリティーの苦悩を描いた物語が溢れるのは必然であり、同時に喜ばしいことでもありますが、一方でマジョリティーの葛藤を描いた物語は少ないように思います。もちろん前者を否定するわけではありませんが、往々にしてそこでは強者が純粋な悪として描かれがちです。しかし現実はもっと複雑で、その複雑さの中にこそグロテスクさが隠れているのではないでしょうか。今作はそんな人間のグロテスクさに目を凝らした演劇作品となっています」と本作を紹介。また「今回、プロデュース面においても様々な取り組みに挑戦しています。例えば広報はオンラインを中心に行い、スマホ上でも識別しやすいようフライヤー画像内の文字サイズは大きく、印刷を前提としないため枚数も2枚ではなく3枚で製作しました。他にも写真やVlogなどを通して公演の様子をお届けしますので、X、Instagramのフォロー、YouTubeのチャンネル登録をよろしくお願いします！」とアピールした。

出演者には立石隼三、渡邊真衣、金原明大、黒川優が名を連ねた。上演時間は1時間を予定。