「マハーバーラタ戦記」出演の尾上菊之助・尾上丑之助、インド大使館を訪問

歌舞伎座新開場十周年「吉例顔見世大歌舞伎」昼の部「極付印度伝 マハーバーラタ戦記」の出演者である尾上菊之助と、その長男・尾上丑之助が、インド大使館にシビ・ジョージ駐日インド大使を表敬訪問した。

2017年に初演された「マハーバーラタ戦記」は、古代インドの神話的叙事詩「マハーバーラタ」をもとにした歌舞伎作品。再演となる今回は、初演に続き迦楼奈とシヴァ神の2役を菊之助が担う。本作に初めて出演する丑之助は、我斗風鬼写とガネーシャの2役を演じる。

インド大使館では、菊之助がジョージ駐日インド大使に、「マハーバーラタ戦記」や演じる役柄について説明。ジョージ駐日インド大使は、シヴァ神について「シヴァはインドから来ていて、日本では大黒天であることからも、日印のつながりを感じます」とコメントした。菊之助が「日本とインドの文化が密接に交流し、両国の友好を深める一助として、『マハーバーラタ戦記』 を勤めさせていただければ」と力強く語ると、ジョージ駐日インド大使は「公演を楽しみにしております」と返した。

公演は11月2日から25日まで東京・歌舞伎座にて。