大野拓朗、ミュージカル「太平洋序曲」英国キャスト版へ出演決定「夢を与えられるきっかけになれたら」

11月からイギリス・ロンドンのメニエール・チョコレート・ファクトリー劇場で上演される、ミュージカル「太平洋序曲」英国キャスト版に、大野拓朗が香山弥左衛門役で出演することが明らかになった。

2019年から2020年にかけて、俳優修業のためにアメリカ・ニューヨークへ単身留学していた大野は、海外の舞台にチャレンジすることを目標に掲げていた。このたびイギリスでのオーディションに合格し、現地で活躍している俳優やスタッフと共に、初の海外ステージに挑む。

大野は「初めての日本国外での英語の芝居。まずは現地イギリスのオーディエンスにこの作品の物語をしっかりと伝えること。そして、日本人である自分にしか出来ない、日本の文化を体現できたらと思っています。自分自身初めての渡英なので、英語での芝居だけでなく慣れない環境への順応など、苦労することも多々あるかと思いますが、全力で楽しんで、日本の皆さんにもたくさんの刺激や夢を与えられるきっかけになれたらと思います」と意気込みを語った。

本公演は、今年3・4月に東京・大阪で日本キャスト版が上演された、梅田芸術劇場とメニエール・チョコレート・ファクトリー劇場の日英共同制作によるミュージカル「太平洋序曲」を、イギリスでローカライズして上演するもの。劇中では、黒船来航を機に、幕末の日本が鎖国を解き西洋化へと向かう動乱が、スティーヴン・ソンドハイムの楽曲に乗せて描かれる。出演者には大野のほか、ジョアキン・ペドロ・ヴァルデス、ジョン・チューらが名を連ねた。演出を日本キャスト版と同様にマシュー・ホワイトが手がけるほか、衣裳を前田文子が担当する。11月25日にプレビュー公演が開幕し、12月4日から来年2月24日まで本公演が行われる。