“自分の人生を自分のものにしていく”過程を感じて、「ワレワレのモロモロ 名古屋編」開幕

メニコン シアターAoi オープニングイヤー ラインナップ「ワレワレのモロモロ 名古屋編」が、本日10月21日に愛知・メニコン シアターAoiで開幕した。

「ワレワレのモロモロ」は、参加者が自分の身に起こった話を書き、演劇化する企画。構成・演出を岩井秀人が担う「ワレワレのモロモロ 名古屋編」では、寺田華佳の「晴れ舞台」、野崎詩乃の「身体よ、動け」、水谷悟子の「失恋から始めるわたしのはじめかた」、宮璃アリの「再々々々々々」といった4作品がオムニバス上演される。

上演に際し岩井は「今回の稽古場でも、自分で書いたセリフを言いながら、ぐぢゃぐぢゃに泣いちゃって、でも次の日またしっかりと笑顔で稽古場に参加する面々が見受けられました。トラウマ的な体験は、かなり心身に残りますが、なんらかの形で体の外に出していくことで、自責の感覚が和らいでいくんですね。多分。今回の参加者のセリフに『自分の人生なのに自分の意思が介入する余地がなかった』とあるように、逆に言えば『自分の意思を介入できれば、それは自分の人生になる』ということなんだと思います。そうやって、参加者の『自分の人生を自分のものにしていく』過程が、本番の舞台上でも、皆様に感じてもらえればと思っております」とコメントしている。

上演時間は約2時間。公演は明日10月22日まで行われる。なお本日21日17:00開演回の終了後には、愛知・メニコン シアターAoi館内で関連企画「観客だけのアフタートーク」が開催される。