“ハラスメントとクオリティの行先”は?ムシラセがアニメ制作現場を描く「眩く眩む」開幕

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ムシラセの新作公演「眩く眩む」が、昨日9月6日に東京・劇場MOMOで開幕した。

ムシラセ 第14回公演「眩く眩む」より。

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ムシラセ 第14回公演「眩く眩む」より。

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ムシラセは、演出・劇作家、舞台写真家の保坂萌による演劇プロデュースユニット。保坂は本作で、“集団創作とハラスメントとクオリティの行先”に向き合うため、アニメーション業界の制作現場を舞台に設定した物語を、取材に基づき立ち上げる。このテーマについて保坂は「解を提示するつもりでは作りたくなかったし、作れませんでした」としつつ、「それでも、向き合った先の明日に希望があることを信じたい。一歩踏み込んで書いて、キャスト・スタッフとたくさん話して、文字通り全員で作りました。見る目線が違う、さまざまな立場の人がそれぞれの愛に向かって走っている渦中のお話です。是非」と来場を呼びかけた。

ムシラセ 第14回公演「眩く眩む」より。

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出演者には藤尾勘太郎、谷口継夏、鍛治本大樹、小島あやめ、岡野一平、瀬戸ゆりか、つかてつお、そして有薗芳記が名を連ねた。上演時間は約1時間35分で、公演は9月10日まで。なお本作は、ポケットスクエアで開催中の演劇フェスティバル「ぽけふぇす」の上演演目にラインナップされている。

保坂萌コメント

ムシラセ 第14回公演「眩く眩む」より。

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アニメーション制作現場を舞台に「集団創作とハラスメントとクオリティの行先」をテーマに作ったお話です。

テーマにはしていますが、解を提示するつもりでは作りたくなかったし、作れませんでした。

私は人を断罪できるほど善良な人間ではないし、誰かのせいにして簡単に結論を出せるほど浅い問題ではないから。

それでも、向き合った先の明日に希望があることを信じたい。

一歩踏み込んで書いて、キャスト・スタッフとたくさん話して、文字通り全員で作りました。

見る目線が違う、さまざまな立場の人がそれぞれの愛に向かって走っている渦中のお話です。是非。

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ムシラセ 第14回公演「眩く眩む」

2023年9月6日(水)~10日(日)
東京都 劇場MOMO

脚本・演出:保坂萌
出演:藤尾勘太郎、谷口継夏、鍛治本大樹、小島あやめ、岡野一平、瀬戸ゆりか、つかてつお / 有薗芳記

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読者の反応

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冬乃郁也(ふゆのいくや)@J庭3/10 あ-10b Large Marge @fuyuno_ikuya

ものすごくタイムリーな作品だと思うので、興味のある方は是非。今日は当日券たくさんでるって! https://t.co/UvZQ0PyLba

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