朝田大輝が「祈りを込めながら描いた」、The Stone Ageヘンドリックス新作

TheStoneAgeヘンドリックス 第13回公演「それなのに楽しいと言う」が8月31日から9月3日まで大阪・in→dependent theatre 1stにて上演される。

TheStoneAgeヘンドリックスは大阪を拠点に朝田大輝が作・演出を手がける団体。今回は63歳の母きぬよを巡る物語が展開する。

きぬよのもとに、ある日、昔の劇団仲間がやってきて「また一緒に芝居をやろう！」と誘う。一方、なおみは、母・きぬよに認知症の傾向が見られたため、母を説得し、病院へ連れて行くことにし……。

上演に向けて朝田は「今作は母の認知症から着想を得ました。認知症は家族や近しい方々にとっては、とても悲しい病気です。しかし、当の本人はどう思っているのでしょうか？ 不必要なものが削ぎ落とされ、本当に必要なものだけが残る。新しいその場には、幸福や救いがあるのではないか？ 母をみて思ったことを、祈りを込めながら描いています。皆様のご来場を心よりお待ちしております」とコメントした。

出演者には中井正樹、一瀬尚代、一明一人、大西千保、川本三吉、酒井美樹、武田操美、西原希蓉美、山田あかねが名を連ねている。