3つのコンセプトをクロスフェード、オドリバ「ことば mono くうき」開幕

オドリバ ライスボールダンスクラブ「ことば mono くうき」が、昨日7月13日に東京・こまばアゴラ劇場で開幕した。

ライスボールダンスクラブは、おにぎり海人が主宰するオドリバが、複数の振付家を招いて行うダンスショーケース / ダンスクラブ。「ことば mono くうき」では、“ことば”、“くうき”、“もの”の3つの視点をテーマに掲げ、参加団体が作品を発表する。公演はAチームとBチームにわかれており、児玉健吾、DANCE PJ REVO、オカダヒロエがAチーム、エリア51、神田初音ファレル、さかさ舟がBチームに名を連ねた。

おにぎり海人は、開催に際した思いを「ある人から、ダンスショーケースへの献身的な愛がありますね。と言われました。またある人は、ショーケースを立ち上げる上で必要な財源、行動力を超え……置き去りにしたダンス愛があると呟いてくれました。愛とか献身って言われるけど、そんなきれいなものだけじゃなくて、エゴだってあります。スタッフとして舞台に携わる限りやっぱり面白いことやりたいし気持ちよくなりたいです。演劇の会場で、発語して、シーンをつくる『ことば』、そこから社会や、自分を取り巻きそれを表す『くうき』、そしてただそこにある、それと踊る『もの』、この3つのコンセプトのクロスフェードで劇作家でも振付家でもない僕達のダンスクラブをつくりました」と述べた。

上演時間は、Aチームが約1時間30分、Bチームが約1時間10分。公演は7月16日まで。