ムシラセの中編2本立ての再演スタート、保坂萌「挫折の先に見える希望のお話」

保坂萌の演劇プロデュースユニット・ムシラセ「『つやつやのやつ』と『ファンファンファンファーレ！』」が、昨日7月13日に東京・駅前劇場で開幕した。

これは、ムシラセが2021年に上演した2本立て「つやつやのやつ」「ファンファンファンファーレ！」を再び上演するもの。「つやつやのやつ」では、とあるお笑い芸人の通夜に集まった芸人たちの物語が展開。また「ファンファンファンファーレ！」では、“推し”の芸人を亡くした、出待ちの女の子の姿が描かれる。保坂が脚本・演出・写真を担い、出演者には、辻響平、佐藤新太、菊池美里、インコさん、瀬戸ゆりか、有薗芳記、永田紗茅、潮みか、中野亜美、元水颯香、川上献心、土橋銘菓が名を連ねた。

開幕に際し、保坂は「1人の芸人の死をめぐる、通夜に集まった芸人と一周忌の楽屋裏の出待ちの女の子の中編2本立ての再演です。夢を追う人も、夢を諦めた人も、推しがいる人もいない人も、もう二度と会えない誰かがいる人も、明日も生きていくために、なるべく幸せな気持ちになれるようにと願って作りました。挫折の先に見える希望のお話です。是非」とコメントした。上演時間は約1時間50分。公演は7月18日まで行われる。