二兎社ドラマリーディング、日記形式でつづられた永井愛「転職日記」に若手俳優が挑む

二兎社特別企画 ドラマリーディング「転職日記」が、7月29・30日に東京・東京芸術劇場 シアターウエストで上演される。

このたび第6回を迎える二兎社のドラマリーディングは、若手俳優たちが永井愛戯曲のセリフへの理解を深めるワークショップに参加し、その成果を公演として発表するシリーズ。過去5回のドラマリーディングでは、複数戯曲の抜粋によるオムニバス形式のリーディングが行われてきたが、今回は初めて1作品のリーディングが披露される。構成・演出を永井が担当。

今回題材となる戯曲「転職日記」は、日記の形式でつづられた1989年初演作。本作では、ヒロインの転落の記録と共に、ビートルズが来日した1966年から、リクルート事件が起きた1988年までの約20年の日本の歩みが描かれる。約400人の中からオーディションで選ばれた10人の出演者には、板場充樹、伊藤麗、尾崎京香、釜木美緒、岸本敏伸、小嶋佳乃子、遠山悠介、平井友梨、ホリユウキ、町田敬介が名を連ねた。