ついに出港！風間杜夫・萩原聖人・竪山隼太が出演、二兎社「こんばんは、父さん」開幕

二兎社「こんばんは、父さん」が、11月30日に埼玉・富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ メインホールで開幕した。

本作は、永井愛の作・演出で2012年に初演された三人芝居。劇中では、出会うはずのなかった七十代、四十代、二十代の男が、廃墟となった工場の中で出会い、抜き差しならない状況の中でその場の主導権を握ろうと奮闘する様子が描かれる。二兎社に初出演する風間杜夫、萩原聖人がそれぞれ“父さん”と息子・鉄馬を演じ、ひょんなことから父子と関わりを持つことになった青年・星児役に竪山隼太が扮する。

開幕に際し永井は「出演者は3人だけ、しかも風間杜夫さんと萩原聖人さんは後半に2人っきりの長いシーンがあり、舞台袖でひと息入れることもできません。でも、場当たり、舞台稽古と、どんどん芝居の精度を上げ、『ついに出港した！』と喜べる、いい初日になりました。先輩たちに絡む竪山隼太さんもお客様に愛されていましたね。重厚な舞台美術、照明の美しさなどスタッフワークも見ものです。この芝居がどこまで成長するか、ぜひ見届けてください」とコメントした。

本作の東京・俳優座劇場公演は12月6日から26日まで行われ、その後は2月24日まで滋賀・愛知3会場・兵庫・埼玉・長野・福島・山形でも上演される。

※初出時、人名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。