「嵐になるまで待って」約7年ぶりの上演に田野優花・土屋神葉ら、成井豊「極上のスリルと深い感動を」

14

367

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 124 229
  • 14 シェア

NAPPOS PRODUCE「嵐になるまで待って」が、7月22日から30日まで東京・サンシャイン劇場で上演される。

NAPPOS PRODUCE「嵐になるまで待って」の出演者。

NAPPOS PRODUCE「嵐になるまで待って」の出演者。

大きなサイズで見る

「嵐になるまで待って」は、成井豊が自身の小説「あたしの嫌いな私の声」を戯曲化し、1993年に初演した作品。劇中では、声優のユーリを中心にした物語が展開する。テレビアニメのオーディションに合格したユーリは、その顔合わせで作曲家の波多野とその姉・雪絵と出会う。雪絵に乱暴をしようとした俳優・高杉に「やめろ!」と叫んだ波多野だったが、ユーリの耳には「死んでしまえ!」という波多野のもう1つの声が聞こえていた。翌日、高杉は行方不明になり……。

約7年ぶり6回目の上演となる今回は、ユーリ役に田野優花、ユーリの元家庭教師で新聞記者の幸吉役に土屋神葉、波多野役に多田直人、精神科医の広瀬教授役に粟根まことがキャスティングされた。このほかの出演者には、久保貫太郎舟木健牧田哲也関根翔太石森美咲、関口秀美が名を連ねた。

成井は「19歳で脚本を書き始めて、今年で44年。その間に100本以上の脚本を書いてきましたが、『この作品は自分の命が続く限り上演していこう』と思ったのは、この『嵐になるまで待って』だけ。それほど強い力を持った作品だと思います。今回は田野優花さん、土屋神葉くんという若くて力のある役者たちと共に、この作品に挑みます。自信を持って、極上のスリルと深い感動をお約束します」と語った。チケットの一般販売は6月17日10:00にスタート。

成井のコメント全文と、田野、土屋、多田、粟根のメッセージは以下の通り。

成井豊コメント

「嵐になるまで待って」は、私・成井豊が1991年に出版した小説を、自分の手で戯曲化した作品です。初演は1993年。それから数年おきに再演し、今回が7年ぶり6回目。19歳で脚本を書き始めて、今年で44年。その間に100本以上の脚本を書いてきましたが、「この作品は自分の命が続く限り上演していこう」と思ったのは、この「嵐になるまで待って」だけ。それほど強い力を持った作品だと思います。今回は田野優花さん、土屋神葉くんという若くて力のある役者たちと共に、この作品に挑みます。自信を持って、極上のスリルと深い感動をお約束します。

田野優花コメント

2度目ましてのキャラメルボックスの成井さんにお世話になります、田野優花と申します。

以前「かがみの孤城」で初めて劇団員の皆さんと共演させていただき、こんなに芝居にまっすぐで誠実な方々がいる環境の中、メッセージ性のある作品をみんなで作り上げる空間がとても幸せでした。そしてまた絶対ご一緒したいと強く思ってました。早く稽古でどんなお芝居がうまれるのか楽しみです! よろしくお願いします!

土屋神葉コメント

「7本指のピアニスト」に続き成井さんの作品に参加することが出来、本当に嬉しいです! 声優業を軸に表現活動をしている僕にとって、主人公が声優の卵であることに不思議な縁も感じます。物語の鍵である「言葉」。そこに込める思いの強さや伝え方は、僕自身の芝居におけるテーマのひとつです。「言葉の意味」と「使い手の真意」が違うこともあり、それは興味深く素晴らしいことでありながら恐ろしいことでもあります。誰もが発信者になれる今、「言葉」の特性にフォーカスしたこの作品は、大切な何かを伝えてくれることでしょう。その何かを、スカッとするような心温まる時間の中で体感していただけるよう努めたいと思います。是非ご来場下さい!

多田直人コメント

「嵐になるまで待って」は演劇集団キャラメルボックスの90年代の代表作で、名作です。

名作の定義は人それぞれあると思いますが、私は、「いつ」「どこで」「誰が」上演しても損なわれない普遍性にあると思っています。

人が人を想う気持ち、スリリングなストーリー展開、劇中に出てくる手話……。作品が生まれたのは90年代ですが、きっと令和を生きる皆さんにも響く物語が、そこにあるはずです。

私は劇団に所属して20年近く経ちますが、この作品には縁が無く、過去4度の再演に参加することができませんでした。個性派と実力派揃いのキャストの一員に名を連ねることを誇りに思い、私も精一杯物語をお届けできるように頑張ります。

粟根まことコメント

今回私が演じさせて頂く広瀬教授を主に演じてきたのは演劇集団キャラメルボックスの西川浩幸さんです。

以前、同じくキャラメルボックスのレパートリーである「SKIP」をNAPPOS PRODUCEで上演した時、私の役はこれまた西川浩幸さんが演じていた役でした。またしても、です。それほど似ているのでしょうか。

確かに私と西川さんは同い年だし同じような経歴です。ダジャレ好きだしボケたがりです。思慮深いように見えて肝心なところが抜けています。落ち着いているように見えてあわてんぼうです。

ああ、書けば書くほど似ているように思えてきました。判りました。ならば今回も西川さんに成り代わって広瀬教授を楽しく演じさせて頂きましょうとも!

この記事の画像(全1件)

NAPPOS PRODUCE「嵐になるまで待って」

2023年7月22日(土)~30日(日)
東京都 サンシャイン劇場

脚本・演出:成井豊
出演:田野優花土屋神葉多田直人久保貫太郎舟木健牧田哲也関根翔太石森美咲、関口秀美、粟根まこと

全文を表示

読者の反応

土屋神葉 @simba_tsuchiya

NAPPOS PRODUCE
『#嵐になるまで待って 』に出演することが決定致しました!

7月22日から30日までサンシャイン劇場にて上演されます。
1年ぶりのサンシャイン劇場、感慨深い!

誰もが発信者になれる今、
たくさんの方に観ていただきたい作品です!

是非ご来場下さい🙇‍♂️

https://t.co/tRLZ2ld26H

コメントを読む(14件)

関連記事

成井豊のほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 成井豊 / 田野優花 / 土屋神葉 / 多田直人 / 久保貫太郎 / 舟木健 / 牧田哲也 / 関根翔太 / 石森美咲 / 粟根まこと の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします