「山南敬助 篇」開幕！新たなカラーの薄ミュ誕生、輝馬「目で耳で心で感じて」

「ミュージカル『薄桜鬼 真改』山南敬助 篇」が本日4月8日に東京・シアター1010で開幕。これに先駆け、昨日7日にゲネプロと会見が行われた。

西田大輔が演出・脚本・作詞を手がける「ミュージカル『薄桜鬼 真改』山南敬助 篇」は、「ミュージカル『薄桜鬼』」（以下薄ミュ）シリーズの最新公演。会見には、タイトルロールを務める輝馬ら5名のキャストが出席した。輝馬は「これまでの薄ミュの歴史を引き継ぎながらも、今までにないカラーの斬新な作品になったと思います。ぜひ劇場に来ていただいて、目で、耳で、心で感じていただけたら」と手応えを述べつつ、「オープニングも今までと少し違うテイストになっているので、薄ミュを愛し続けてくれている方はびっくりすると思うのですが、これも薄ミュの魅力の1つだと思って好きになってくれたらうれしいです」とファンにアピールする。

雪村千鶴役の青木志穏は「目標にしていた薄ミュに参加できることを本当にうれしく思います。作品の魅力を伝えられるように、精一杯生き抜きたいです」と言葉に力を込める。土方歳三役の久保田秀敏は「これまで山南は表に出ることが多くはなかったと思うのですが、山南が物語の裏側で何を考えていたのかということが今作を通してわかった気がします。今自分がこの場所にいる意味は何か、自分は一体何者なのか、そのようなことを心の片隅で考えながら観劇していただけると、感じるものがあると思います」と観客に訴えかけた。

藤堂平助役を演じる樋口裕太は「長年一緒に薄ミュに参加してきた輝馬くんが、座長としてセンターに立っているのを見ると本当にうれしい気持ちになります。最後までそばで支えられたら」と輝馬に視線を送る。一方で、「僕、実は山南と千鶴のやり取りを観ているのが恥ずかしくてたまらないんです！ なんだか直視できなくて……（笑）」と率直な気持ちを吐露し、輝馬らキャストの笑いを誘った。

薄ミュシリーズ初参加となる南雲薫役の星元裕月は、西田が演出した舞台「Sin of Sleeping Snow」でデビューしたことに触れ、「7年の時を経て、再び西田さんに出会えたことがうれしかったです。ご縁とご縁がつながって、未来でクロスするのって素敵なことですよね」と感慨深げに語る。また、「南雲薫が薄ミュシリーズに登場するのは9年ぶりになるとのことで、前回とは違った薫像を自分なりに紡げたら」と意気込みを述べた。

上演時間は休憩ありの約3時間。東京公演は4月16日まで行われ、その後、22・23日に大阪・サンケイホールブリーゼで上演される。シアターコンプレックスでは、4月23日12:00開演回と17:30開演回を配信。また9月6日には本作のBlu-ray / DVDが発売される。