僕たちにもグッと迫ってくるものがある作品、PLAY/GROUND「CLOSER」開幕

PLAY/GROUND Creation #4「CLOSER」が、昨日12月10日に東京・シアター風姿花伝で開幕した。

これは、1997年にイギリス・ロンドンで初演され、2004年に映画化もされたパトリック・マーバーの戯曲「CLOSER」を、小田島創志の翻訳、井上裕朗の演出で立ち上げるもの。開幕に際し井上は「『CLOSER』は映画化もされている名作です。削ぎ落とされたシンプルな戯曲だからこそ立ち上げるのがとても難しい作品でした。愛とセックスについて、男性と女性について、真実と嘘について、生と死について描かれているこの作品は、現代を生きる僕たちにもグッと迫ってくるものがある作品です。シアター風姿花伝という素晴らしい劇場に物語をギュッと詰め込んで、贅沢な空間が出来上がりました。魅力溢れる四人の登場人物たちの生き様にぜひ立ち会っていただければと思います」とコメントした。

公演はWキャスト制で、アリス役に小向なると松田リマ、ダン役に須賀貴匡と林田航平、アンナと結婚する医師ラリー役に池田努と青柳尊哉、アンナ役に蓮城まことと加藤理恵がキャスティングされた。上演時間は休憩を含む約2時間15分、公演は12月18日まで。