演劇ユニットにもじ 第2回公演「こうさてん」が去る12月1日に東京・RAFTで開幕した。
演劇ユニットにもじは、劇作・演出家の渡邉結衣と山本真生、俳優の林美月による団体。にもじでは基本的に、渡邉と山本がそれぞれ劇作・演出した作品を1作品ずつ、合計2作品を上演している。今回は、“上演という行為を観客と作り手たちを取り巻くすべてのモノゴトとのこうさてん”と捉え、ワークインプログレスの手法を取り入れた創作に挑む。
開幕に際し、渡邉は「いろいろ試してみる場を作りたくて、本公演の企画は立ち上がりました。にもじの演劇を、豊かで持続可能なあたたかな創作にしてゆきたいです」とコメント。山本も「無事、幕が開きました。日々考え続けて作品が形を変えていっています。本当に演劇は生き物なのだなあと思います。それを強く感じられる毎日、たのしいです。よろしければ劇場で見届けてほしいです」と観客にメッセージを送った。上演時間は約1時間30分、公演は12月4日まで。
演劇ユニットにもじ 第2回公演「こうさてん」
2022年12月1日(木)~4日(日)
東京都 RAFT
作・演出:渡邉結衣、山本真生
出演(五十音順):安齋彩音、石本雄大、金井朱里、関彩葉、林美月、吉沢菜央
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神保治暉 @HarukiJimbo
観に行きました!ほんとに丁寧。なんか、人々が溜め込んだものの行き場がどこにもないんだなあ、というようなことを感じました。二団体が交差して公演を企画するって、これからの小劇場演劇へのヒントなのかも。屋台崩しオタクなので、屋外との接続についてもっと大胆な工夫を観たかった気持ち。 https://t.co/VqFscD7xII