ミュージカル「りんご」稽古場の様子を公開、屋良朝幸「目の前で起こることを楽しんで」

ミュージカル「りんご」の稽古場の様子が昨日11月8日にオンラインで公開された。

本作は、りんごの自然栽培に取り組んだ、青森のりんご農家・木村秋則の実話をもとにしたミュージカル。青木豪の脚本、荻田浩一の演出で、木村秋則役で屋良朝幸が主演を務める。そのほか、出演者には梅田彩佳、Micro（Def Tech）、細貝 圭、林アキラ、上川一哉、岸祐二、吉沢梨絵、松澤一之らが名を連ねた。

公開稽古では、本編から約15分間が披露された。その後行われた取材会には屋良、梅田、Microが登壇。それぞれ作品への思いを語った。

屋良は「これからの人類や地球、生き物にとって大切なメッセージが込められている作品だと思います。でもそれをどうすべきかと押し付けるのではなく、エンタメに乗せてさらっと伝えている。（観たあとに）何かを持ち帰ってもらえるような問題提起ができたら良いなと。稽古場がとにかく楽しくて、本番来年でも良いなと思ってしまうくらいです（笑）」とコメント。

木村秋則の妻・ミチコ役の梅田は「物語が進むにつれて、おもちゃ箱が開いていくように話が展開していき、最後には感動的なミュージカルになっています。りんごについて知らない背景が実は多かったりするので、たくさんの方に足を運んでいただきたいです」、木村秋則の兄を演じるMicroは「この作品は音楽性が素晴らしく、音楽にメッセージが乗って『りんご』の思いがきちんと伝わるようになっています。活字では届かない部分を届かせることが今回のミュージカルの使命だと感じました。物語の内容も2度、3度と観れば観るほど面白くなってくる。劇場でお待ちしております」とそれぞれ意気込みを語った。

最後に屋良が「目の前で起こることを楽しんでいただけたら最高にハッピーに終われると思うので、ぜひ楽しみにしていてください」と観客にメッセージを送った。

公演は11月19日から12月7日まで、東京・自由劇場にて。