夏川椎菜扮するジャンヌ・ダルクが羽ばたく、「オルレアンの少女」開幕

「オルレアンの少女-ジャンヌ・ダルク-」が、本日10月6日に東京・シアタートラムで開幕した。

「オルレアンの少女」は、フランスの英雄ジャンヌ・ダルクを題材にしたフリードリヒ・フォン・シラーの作品。深作健太が演出する今回の上演版には、ジャンヌ役を演じる夏川椎菜のほか、溝口琢矢、松田賢二、峰一作、宮地大介、愛原実花、李真由子が出演する。

開幕に際し、夏川は「言葉を尽くして伝えてくださった深作さんに、沢山のアドバイスをくださった共演者の皆様に、支えてくれた全てのスタッフさんに、そして、ご来場いただいた皆様に、最高のパフォーマンスでお返しできるよう、精一杯やらせていただきます！」とコメント。深作は「いよいよ夏川ジャンヌが、大空に向かって羽ばたきます。役者人生たった一度の初舞台・初座長。東京・大阪あわせてもたった十回だけの記念すべき公演を、ぜひ皆様、劇場で目撃・体感してくださいませ」と観客に呼びかけた。

東京公演は10月9日まで。その後、15・16日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで上演される。なお大阪公演には、頭脳警察のPANTAが特別出演する。

夏川椎菜コメント

まずは無事に幕を開けられ、ご来場の皆様に直接観て感じていただける、この幸せに感謝です。

この演劇に関わる全員が、ジャンヌの物語を、シラーが描いた結末の意味を、どう表現したら皆様に伝えられるのか、考えて、学んで、試行を繰り返した、約1ヶ月の稽古期間。

役者としてだけでなく、1人の人間として、大きく意味のある時間になりました。

言葉を尽くして伝えてくださった深作さんに、沢山のアドバイスをくださった共演者の皆様に、支えてくれた全てのスタッフさんに、そして、ご来場いただいた皆様に、最高のパフォーマンスでお返しできるよう、精一杯やらせていただきます！

深作健太コメント

いよいよ夏川ジャンヌが、大空に向かって羽ばたきます。

役者人生たった一度の初舞台・初座長。

東京・大阪あわせてもたった十回だけの記念すべき公演を、ぜひ皆様、

劇場で目撃・体感してくださいませ。

なにより僕自身が観たかったこの作品。

素晴らしいキャスト・スタッフと一緒に初日まで漕ぎつける事が出来て感無量です。

シラーがこの戯曲を書いてから220年。

〈自由〉とは何か。

その問いかけに向けた闘いは、まだこれからも続いてゆくのです。