劇団青年座×ピンク地底人3号が作り出す“熱く濃密な空間”、「燐光のイルカたち」開幕

劇団青年座「燐光のイルカたち」が、昨日9月23日に東京のザ・ポケットで開幕した。

「燐光のイルカたち」は、京都を拠点に活動するピンク地底人3号が、イスラエルに滞在した経験をもとに書き下ろした作品。南北を分断する壁が建つ架空都市を舞台に、過酷な状況に置かれながら懸命に生きる兄弟の喪失と再生が描かれる。

演出を手がける宮田慶子は「『燐光のイルカたち』無事に開幕いたしました。劇作家のピンク地底人3号さん、東京初お目見えです。過去と10年後、回想と想念、愛と暴力、諦めと祈りが交錯しながら進み、頭と感情がシャッフルされます。終わることの無い『分断・紛争』と生身の素手で戦っているような感覚が、熱く濃密な空間です。是非とも目撃してください」とコメントした。

本作には、松田周、三枝玲奈、古谷陸、森内美凪、君澤透、野々村のん、松川真也、横堀悦夫、須賀田敬右、賀久泰嗣、澁谷凜音が出演。公演は10月2日まで行われる。