“飾り気なしのすごい劇”、上田誠が手応え「あんなに優しかったゴーレム」開幕

ヨーロッパ企画「あんなに優しかったゴーレム」が、昨日9月10日に滋賀・栗東芸術文化会館さきら 中ホールで開幕した。

「あんなに優しかったゴーレム」は2008年に初演された作品。とある野球選手の地元にて、テレビクルーが出くわしたファンタジックな物語が描かれる。約14年ぶりとなる今回の再演には、石田剛太、酒井善史、角田貴志、諏訪雅、土佐和成、中川晴樹、永野宗典、西村直子、藤谷理子、金丸慎太郎、亀島一徳がキャスティングされた。

作・演出を手がける上田誠は「14年前の劇を、元々こうだったみたいにリメイクすることに成功しました。土の像をめぐる、最初から最後まで群像でしゃべりっぱなしの大（おお）会話劇です。作りたいものができました。ヨーロッパ企画が今立っている地平はここです。飾り気なしのすごい劇ですから、ぜひとも観にきてほしいです」と手応えを明かした。

上演時間は約2時間。本作は今後、9月から11月にかけて京都・東京・新潟・埼玉・神奈川・愛知・大阪で上演される。