Noism0&Noism1のダブルビル公演「境界」稽古場より、井関佐和子らメッセージ

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12月から来年1月にかけて新潟・東京・高知で上演されるNoism0 / Noism1「境界」より、稽古場写真と井関佐和子、山田勇気、井本星那、ジョフォア・ポプラヴスキーのコメントが到着した。

Noism0「Near Far Here」リハーサルより。(撮影:遠藤龍)

Noism0「Near Far Here」リハーサルより。(撮影:遠藤龍)

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「境界」はNoism0とNoism1によるダブルビル公演。「Near Far Here」は、距離 / 接触、此岸 / 彼岸、生 / 死、過去 / 未来、光 / 影などをキーワードにした作品で、金森穣が演出振付を担当する。一方の「Endless Opening」は、Co.うんの山田うんが演出振付を担当。本作は山田にとって、外部の舞踊団に振り付ける初めての作品となる。

Noism0「Near Far Here」リハーサルより。(撮影:遠藤龍)

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Noism0「Near Far Here」リハーサルより。(撮影:遠藤龍)

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「Near Far Here」に出演する井関は「この作品のタイトル『Near Far Here』はこのクリエーション過程そのものだと感じることがあります。一番近くて、一番遠い『自分』と言うものをここで他者と身心で通じることで、見出している。まさにそのものの様な気がします」とコメント。同作に出演する山田勇気は、Noism0のクリエーションについて「ルールが完成されない『遊び』の感覚があります。幕開きまでその過程は続きますが、今は、舞台上での一歩一歩が、何か重要なことを語るのだろうと感じています」と実感を述べる。

Noism1「Endless Opening」リハーサルより。(撮影:遠藤龍)

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Noism1「Endless Opening」リハーサルより。(撮影:遠藤龍)

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「Endless Opening」に出演する井本は「個人的なテーマとしては、毎回どれだけフレッシュに作品に取り組めるかが課題です。舞台上で共に踊るメンバーのエネルギーが交錯し、それぞれの個性がどのように出てくるのか楽しみです」と言い、同作に出演するポプラヴスキーは、山田うんとのクリエーションから受けている刺激について話しつつ、「今までにないコミュニケーション、音楽的感性、筋肉痛を経て、お互いになんとなくわかりあえたような気がします」と語っている。

公演は、12月17日から19日まで新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場、24日から26日まで東京・東京芸術劇場 プレイハウス、来年1月10日に高知・高知市文化プラザかるぽーと 大ホールにて行われる。

井関佐和子 コメント

井関佐和子(撮影:松崎典樹)

井関佐和子(撮影:松崎典樹)[拡大]

今回の新作は、何か決まったゴールがあって始まったわけではありません。穣さんの中で大まかなイメージや音楽はあったにせよ、スタジオに3人で入り、瞬間瞬間に生まれるものをこぼさない様に集めていった感じです。Noism0の創作現場はいつも刺激的です。言葉で通じ合う前に身体で通じ合い、そのあと話し合い、更に深いところで共有できるプロセスは、舞踊家なら誰でも憧れるものだと思います。誰か1人がボソっと呟いた一言や、蘊蓄が、自らの、そして作品の世界を広げる瞬間に立ち会う時に、クリエーションの素晴らしさを感じますね。

この作品のタイトル「Near Far Here」はこのクリエーション過程そのものだと感じることがあります。一番近くて、一番遠い「自分」と言うものをここで他者と身心で通じることで、見出している。まさにそのものの様な気がします。

山田勇気 コメント

山田勇気(撮影:松崎典樹)

山田勇気(撮影:松崎典樹)[拡大]

Noism0の創作過程では、どうやってそうなったのか思い出せないようなシーンがよくあります。穣さんのイメージ、演出意図が基礎にあることはもちろんですが、それが具体化する過程で、3人それぞれが、ありえるだろう選択肢を持ち寄り、それが組み合わさったりしながら、最初のイメージを揺り動かしていく。その過程を繰り返しながら作品が出来上がっていくのは、とても面白く、時に恐ろしくスリリング、実際はいよいよ楽しめるようになってきたぐらいかもしれません。そこにはルールが完成されない「遊び」の感覚があります。

幕開きまでその過程は続きますが、今は、舞台上での一歩一歩が、何か重要なことを語るのだろうと感じています。

井本星那 コメント

井本星那(撮影:松崎典樹)

井本星那(撮影:松崎典樹)[拡大]

エネルギー溢れる山田うんさんとのクリエーションは私たちに新しい発想を与えてくださいます。うんさんの作品を通してより一層、舞踊とは何か……“身体を使う”ということの原点に立ち返るような感覚を感じています。

個人的なテーマとしては、毎回どれだけフレッシュに作品に取り組めるかが課題です。舞台上で共に踊るメンバーのエネルギーが交錯し、それぞれの個性がどのように出てくるのか楽しみです。丁寧に作品と向き合って挑戦し続けたいと思っています。

寒い中劇場へお越しくださる皆様に、心温まる舞台をお届けしたいです。

ジョフォア・ポプラヴスキー コメント

ジョフォア・ポプラヴスキー(撮影:松崎典樹)

ジョフォア・ポプラヴスキー(撮影:松崎典樹)[拡大]

多くの人にとって、Noism=金森穣でしょう。これはある意味で真実だと思います。穣さんの目を通して身体を見る目を養い、穣さんが作品に望ものを体現し、穣さんの音楽性に息を吹き込む……とはいえ、他者の心になりきることは決してできないので、そのすべてが正しいということはありえないのですが。

では、山田うんさんのようなゲスト振付家とクリエーションをすることは、どういうことなのでしょうか。うんさんには、独自の抽象的な身体観があり、その音楽性はオフバランスで、ムーブメントの美学は歪みや捻じれにあるように思われます。

うんさんの芸術を昇華させつつ、いかに自分たちのカンパニーのアイデンティティを保つか。私たちは、自分の呼吸、身体の癖、掴みたいイメージを手放すことを学ばなければなりませんでした。

そうして動きは自由になり、オープンに対話もできるようになりました。今までにないコミュニケーション、音楽的感性、筋肉痛を経て、お互いになんとなくわかりあえたような気がします。

金森穣≠山田うん=Noism

この記事の画像(全22件)

Noism0 / Noism1「境界」

2021年12月17日(金)~19日(日)
新潟県 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場

2021年12月24日(金)~26日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス

2022年1月10日(月・祝)
高知県 高知市文化プラザかるぽーと 大ホール

演目

「Endless Opening」
演出振付:山田うん
出演:Noism1

「Near Far Here」
演出振付:金森穣
出演:Noism0

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