「わたし(たち)のアジール」は、2019年上演の「ミクスチュア」以来、約2年半ぶりの新作公演。来年旗揚げ10周年を迎える贅沢貧乏が、初めてシアタートラムでの公演に挑む。
上演に際し、山田は「『わたし(たち)のアジール』では、女性同士のカップルの話を中心に様々な女性たちの生き方を描きます。わたしは30代を前にして、以前よりも自由に生きられるようになったという実感と同時に、女性として生きることの煩わしさとか、不公平さも感じています。女性に社会的 / 身体的に割り当てられた役割にあらがいたい気持ちと、あらがえない現実。あらがおうとするときに生じる思い。そんな個人的な実感を出発点に作品をつくっています」と説明。また、「この間の衆院選では女性議員の数は増えるどころか減ってしまいました。同性婚やLGBT法案の成立も進まず、ジェンダー平等の実現は遠のく気がして絶望的な気持ちになってしまう最近ですが、ひとりで絶望していても仕方ないので、『わたし』ひとりの実感が共有されて、『わたしたち』という繋がりになっていくことが希望に感じられる作品になればいいなと思っています」と展望を語った。
※2022年2月1日追記:本公演は山田由梨の休養に伴い中止になりました。
ステージナタリー @stage_natalie
旗揚げ10周年の贅沢貧乏、「わたし(たち)のアジール」でシアタートラム初進出(コメントあり)
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