「熊谷陣屋」を冒頭部分から上演、中村芝翫・中村錦之助ら出演の「一谷嫩軍記」

国立劇場開場55周年記念「一谷嫩軍記」が11月2日から25日まで、東京・国立劇場 大劇場で上演される。

並木宗輔による「一谷嫩軍記」は、「平家物語」の「一の谷の合戦」を主に取り上げ、熊谷次郎直実らの活躍を描くもの。今回は山場となる三段目「生田森熊谷陣屋の場」を冒頭部分から上演する。また同場面の重要な背景で、約50年ぶりの上演となる「御影浜浜辺の場」を序幕とする。

出演は、熊谷次郎直実役の中村芝翫、源義経役の中村錦之助、熊谷妻相模役の片岡孝太郎、白毫の弥陀六実ハ弥平兵衛宗清役の中村鴈治郎ら。なお、5日、12日、19日の17:00開演回前には中村橋之助が芝居の見どころや演出について案内するほか、くじ引きで劇場グッズの詰め合わせ“宝袋”がもらえるイベントを開催する。