斉藤祐一らの少年探偵団シリーズ連続上演、第2弾に「青銅の魔人」

キッズシアター ボクとキミの秘密基地vol.4 少年探偵団シリーズ 新作連続上演・秋の事件簿「青銅の魔人」が10月13日から17日まで、東京・シアターグリーン BASE THEATERで上演される。

本作は2017年に文学座有志が江戸川乱歩の少年探偵団シリーズを上演し、今年本格的な活動をスタートさせた、キッズシアター ボクとキミの秘密基地の最新公演。8月に上演された「大金塊」に続く、少年探偵団シリーズ 新作連続上演となる今回は、前作同様、斉藤祐一が脚色、所奏が演出する。

戦後の混乱期、東京では高級時計を狙い奪う謎の青銅の魔人が暗躍していた。明智小五郎、小林少年とチンピラ別動隊は青銅の魔人の正体が明智のライバル・怪人二十面相であることを突き止めるが……。

本作には斉藤のほか、明智小五郎役で上川路啓志、小林少年役で山崎美貴が出演。青銅の魔人役でダンサーの根本和歌菜をゲストに迎え、沢田冬樹、上川路啓志、西岡野人、頼経明子、千田美智子、相川春樹、大野香織がキャスティングされた。14日18:30開演回はステージチャンネルにてライブ配信も行われる。

斉藤祐一コメント

キッズシアター2021年度の新作連続上演「大金塊」「青銅の魔人」両作品は、江戸川乱歩により太平洋戦争を隔てて発表されました。

戦争へ突き進む時代の中で発表された謎解き冒険の物語「大金塊」

そして戦後の大きな悲劇を体験した後のクライムサスペンス「青銅の魔人」

今の状況下で両作品を舞台化するにあたり、失ってはならないものは「いのちと健康」。再び、そして新たに獲得したいものが「つながり、立場、身分」である。

自分たちにとっても、芝居をする立場や目の前に観客がいることを取り戻したい。

そんな思いがあり、客席数の少ない中でもあえてお客様の前で上演できればと考えております。