9・10月に東京・愛知・大阪で上演されるミュージカル「ドッグファイト」の合同取材会が昨日7月19日に大阪で行われ、主演の
2015年に日本初演され、2017年にも上演された本作は、ベトナム戦争前夜、海兵隊員たちの間で行われたというゲーム・ドッグファイトをテーマにしたミュージカル。これまでにも本作で主演を務めてきた屋良は「僕以外のキャストが全員変わると聞いたので、『僕は変わらなくていいの?』って思いましたけど(笑)、すごくうれしかったですね」とオファー時を振り返る。
自身が演じる海兵隊員エディ・バードレイスについて、屋良は「すごく若い人物で、友達の前では調子に乗って強がっているんですけど、恋した女の子を前にすると奥手で。そういうところがかわいらしいですね」と分析。また3度目の出演に際し「初演時も再演時もやらなかったことを今回はやろうと思って。その1つは体作り。体重を5・6kg増やしました。アメリカの海兵隊員なので、やはり筋肉がないと……と思い」とエピソードを明かす。続けて「半年前からトレーニングを始めて、本番までには良い感じにできあがるんじゃないかと思います!」とコメントした。
記者から「体重を増やしたことで、ダンスのキレに影響が出るのでは?」と質問が飛ぶと、屋良は「『筋肉をつけると踊れなくなるよ』といろんな人から聞いていました。でも僕はキャラを作らないといけないと思っていたんですよ。自粛期間はそんなに踊れていない時期もあり、体重を増やしたんですけど、正直ものすごくキレがあります(笑)」と自信をのぞかせる。
今回のキャストの中で、事務所の後輩にあたる小川優(ジャニーズJr.)と今江大地(関西ジャニーズJr.)について屋良は「今江は僕の振付で踊ってくれることが多くて、気になっている子です! “今江っていう良い子がいる”ということをお客さんに知ってもらえたらいいなと思います。小川くんとは今までそんなに接点がなかったので、どんな子なのか、この作品を通して知っていきたいです」と笑顔を見せた。
さらに屋良は「戦争に向かう若者たちの『もしかしたら死ぬかもしれない』と思う前夜の様子を描くことで、戦争の重さを伝えているんだと思います」と作品の魅力を語り、「これだけダンスで魅せる『ドッグファイト』は世界でも日本だけです。オフブロードウェイの作品よりもずっと踊っています」と日本版の見どころをアピール。最後に「物語の内容は変わりませんが、演出、振付、セットがどのように変わるのか、ぜひお楽しみに。僕の中では再々演というより、まったく新しい作品が生まれるという感覚です。一度ご覧になった方も新鮮な気持ちで楽しんでいただけると思います」とメッセージを送り、取材会を締めくくった。
「ドッグファイト」は9月17日から10月4日まで東京・シアタークリエ、10月6日に愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、21日から24日まで大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演される。
ミュージカル「ドッグファイト」
2021年9月17日(金)~10月4日(月)
東京都 シアタークリエ
2021年10月6日(水)
愛知県 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
2021年10月21日(木)~24日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
作曲・作詞:ベンジ・パセック、ジャスティン・ポール
脚本:ピーター・ドゥシャン
演出:山田和也
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【会見レポート】3度目のミュージカル「ドッグファイト」、主演・屋良朝幸「新しい作品が生まれる感覚」
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