「春の終わりに」延期公演が明日から、企画・主演の那須凜「愛をもって演じます」

ENGISYA THEATER COMPANY「春の終わりに」が、明日7月6日から12日まで東京・シアター風姿花伝で上演される。

ENGISYA THEATER COMPANYは、「何もない空間に、命の風景を作る」をテーマに活動する団体。「春の終わりに」は当初昨年4月に上演される予定だったが、緊急事態宣言の影響で中止となっていた。往年の女性小説家・しのぶは、友人たちとシェアハウスで暮らしていた。彼女らは無邪気に人生の最期のひとときを過ごしていて……。

本公演の企画と主演を担当する劇団青年座の那須凜は「去年、初の緊急事態宣言発令時にゲネプロ。そのまま公演中止となった初の私企画の舞台です。今回、シアター風姿花伝の『劇作家支援公演』に選んで頂き、キャストも新たにお届けします」と述べ、「愛をもって演じます。今年こそ、春を迎えられますように」とコメント。作・演出を手がける大村未童は「軽やかで希望に満ちた死生観を、神聖かつコミカルに描くべく取り組みました。大人の寓話・ファンタジーの世界をひととき、お楽しみください」と観客にメッセージを送った。

なお本公演は2チーム制となっており、両チーム共通の出演者には、那須のほか、古藤ロレナ、岩永ゆい、諸藤優里、大竹華、大地葵、劇団青年座の松田周が名を連ねた。またAチームには水島里菜、中村蓮、ほう夏子、小松由佳、Bチームには劇団民藝の増倉佑美、劇団青年座の尾島春香、宮谷多、田村なつみが出演する。

那須凜コメント

去年、初の緊急事態宣言発令時にゲネプロ。そのまま公演中止となった初の私企画の舞台です。今回、シアター風姿花伝の「劇作家支援公演」に選んで頂き、キャストも新たにお届けします。

若い女優がおばあちゃんを演じます。女優ばかり（男一人）おばあちゃん芝居。

愛をもって演じます。今年こそ、春を迎えられますように。

ご予約お待ちしております。

大村未童コメント

「人間はもっと優しくもっと幸せになる為に生まれてきた」

自分で言うのもなんですが私は波乱万丈な人生を歩んできた。この人生体験と修行を通して会得した死生観を基本として、ENGISYA THEATER COMPANYの作品作りを進めている。本作品では、軽やかで希望に満ちた死生観を、神聖かつコミカルに描くべく取り組みました。大人の寓話・ファンタジーの世界をひととき、お楽しみください。