「舞台『銀牙 -流れ星 銀-』~牙城決戦編~」が本日10月22日に東京・天王洲 銀河劇場で開幕した。
「舞台『銀牙 -流れ星 銀-』」は、1980年代に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された「銀牙 -流れ星 銀-」を原作とした舞台作品。本作は昨年7月に上演された第1弾「舞台『銀牙 -流れ星 銀-』~絆編~」に続く完結編となり、日本全土から集結した犬たちが、熊の赤カブトとの死闘に挑む姿が描かれる。
脚本・演出は第1弾に続いて劇団鹿殺しの
開幕を迎え、佐奈は「苦楽を共にしたこのメンバーはどんな状況にも負けない力強さを持った最強の軍団です。このカンパニー最高。みんな大好き! 銀牙というパワーのある舞台がこのご時世に少しでも光を与えられますように。皆様の楽しみになれますように。誰一人かけることなく千秋楽を迎えられますように!」と語った。
上演は11月1日まで。千秋楽ではスカパー!オンデマンドでライブ配信が行われるほか、来年5月にはDVDも発売される。なお佐奈のコメント全文と、郷本、spi、荒木、坂元からのメッセージは以下の通りだ。
佐奈宏紀コメント
銀牙、無事初日を迎えることができました!
過酷な稽古を全員で助け合い乗り切りました!
とんでもない作品が出来上がったと思います。
やっぱり何事も上を目指すには、発見と努力そして助け合いが必要で、しんどい時にこそ進化の種が見つかるものだなと改めて思いました。苦楽を共にしたこのメンバーはどんな状況にも負けない力強さを持った最強の軍団です。
このカンパニー最高。みんな大好き!
銀牙というパワーのある舞台がこのご時世に少しでも光を与えられますように。皆様の楽しみになれますように。
誰一人かけることなく千秋楽を迎えられますように!
郷本直也コメント
無事に幕を開ける事が出来るのだろうか? 最後まで誰1人欠ける事なく走り切れるのだろうか?
このご時世、そんな不安を抱えながら物作りをしている現場が殆どだと思います。我ら銀牙カンパニーも万全の態勢、
対策を取りながらなんとかこの日までやってこられました。それだけでも奇跡に近い事かもしれません。
この1カ月強の間、四つん這いになり滝のような汗を毎日流しながら踊り歌い叫び続けてきました。
我らの思いが無事に皆様のもとに届きますように……。
さぁ、いよいよ漢達の熱い戦いが始まります!
spiコメント
皆様こんにちはspiです。率直に申し上げまして、観劇後、僕は皆様に違和感を残したいと思っております。どんな違和感かと申し上げますと、それは「争いというものに対しての野性の違和感」です。我々人間は争うものだ、仕方がないと教えられてきましたが、果たしてそうなのでしょうか? 派閥と派閥がぶつかり傷つけ合う事は必然なのでしょうか? 優しい心を持った我々人間は争いに対して違和感があるはずです。そんな野性の違和感を思い出させてくれるような役回りに徹したいと思っています。楽しみにしていて下さい。
荒木宏文コメント
犬と熊の戦いを描いた舞台「銀牙」の続編が開幕出来るところまで来れた事を嬉しく思います。
この環境下でこの作品を安心して楽しんで頂けるように、細心の注意を払って参りました。
この作品は最上級に今、公演するのが難しい作品だと感じています。
それは今でも変わっていません。ではなぜやるのか。
私達は恐れて可能性を潰して出来る事がなくなっていくのを黙って見ている事は出来ない。
私達は演劇がやりたい、皆様には演劇を安心して楽しんで観て頂きたい。
この作品をやる事が、その未来の形を見つけるとても大切な一手になると思っています。
なのでこのまま、何も不安を与える事なく千秋楽を終えられるよう、公私共に必要以上に気をつけて参りますのでどうぞあたたかく見守って頂けると幸いです。応援よろしくお願いいたします。
坂元健児コメント
「舞台の幕が無事に開く」という喜びを今強く感じています。と同時に千秋楽まで走りきれるのかという不安もあります。
長年、舞台をやってきて当たり前だった「始まって終わる」という事がこんなに難しくて尊い事だとは。コロナに感謝はしませんが、舞台に立つうえで大切なものを改めて思い出した気がしています。この状況の中で劇場にお越し下さるお客様、色んな理由で劇場にはお越し頂けなくても応援して下さる皆様のお陰で私たちは舞台に立てます。打倒赤カブト! 打倒コロナ!! 客席のお客様と共に闘いたいと思います!
「舞台『銀牙 -流れ星 銀-』~牙城決戦編~」
2020年10月22日(木)~11月1日(日)
東京都 天王洲 銀河劇場
原作:
脚本・演出:
振付:
キャスト
銀:
ベン:
ハイエナ:
赤虎:
中虎:
黒虎:松井遥己
モス:
スナイパー:
ビル:
紅桜:
武蔵:
如月:
クロス:
竹田五兵衛 / 語り:
赤カブト:
赤目:
いっとん
岡田治己
前山義貴
山崎貴登
新井智貴
有木真太郎
リキ:
※辻本知彦の「辻」は1点しんにょう、川崎優作、山崎貴登の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。
関連記事
kyu-kan-baa-naん @cucumbernan
赤カブトとの死闘へ、舞台「銀牙」完結編の開幕に佐奈宏紀「みんな大好き!」(公演レポート / コメントあり) - ステージナタリー https://t.co/btAqkfcgfB