N2、コロナ禍における“わたしたちの現在地”を記録するプロジェクト「街の死」

N2「Tab.10 街の死：necropolises.」が明日7月21日にスタートする。

これは、N2が京都・THEATRE E9 KYOTOの「THEATRE E9 Air」オープニングプログラムの一環として実施するもの。「Tab.10 街の死」は、今年2月に「TPAM - 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2020」にて上演された作品で、今回は、コロナ禍における“わたしたちの現在地”をテキストと写真で記録していくプロジェクトとして行われる。

演出・デザインをN2代表の杉本奈月が手がけ、カンパニーメンバーの秋山真梨子が参加。期間中、プロジェクト参加者は、“光”についてのテキストをつづり、夜明けの写真を撮影していく。それらは7月31日と8月21日にZoom上で、8月1日と22日にはTHEATRE E9 KYOTOロビーで開催されるミーティングでシェアされ、全行程終了後には成果をまとめたフォトブックが参加者に郵送される。企画の詳細についてはTHEATRE E9 KYOTOの公式サイトで確認を。

※N2の「2」は下付きの小文字が正式表記。

杉本奈月コメント

劇場文化が死と生の境界にある今、あるいは一、二年ほど先まで。わたしたちは「劇的なもの / 劇であること」の境界をなぞり、演劇と劇場それぞれの内外をも出入りしつづけるでしょう。死ととなりあわせの街で、演出 / 出演者という立場からも舞台上のみで生起するすべての物語からも降りて、それでもなお観客という隣人とともに在るための未来を見つけていくべく、ボーダレスな演劇の場を創造しつづけます。

どうぞご注目ください。