森田祐利栄が代表を務める
「死者ノ書」は、国文学者・民俗学者・歌人である折口信夫の小説「死者の書」を、
なお本作は劇場での公演に加え、Vimeoでの有料配信も実施される。森田は「劇場にいる『リアル』な俳優と『オンライン』で演技する俳優が共演し、また観客は、『リアル』な劇場と、『オンライン』の仮想劇場を選択できます。今回の試みは様々なシチュエーションでの可能性を示せるのではないでしょうか。まだまだ不安定な状況が続きますが、皆さまに上演をお楽しみ頂けますと幸いです」とコメント。笠井は「関西にゆかりのある『中将姫伝説』をもとに民俗学者の折口信夫が記した小説『死者の書』は奈良時代を舞台に異なる価値観の対立と共存を描いた物語です。男性だけでなく、女性たちにも仏教が広まり、人の価値観が変わっていく様子は感染症の流行を契機に変化する現代社会に通じます。上演を通じて異なる価値観が共存する方法を模索したいと思います」と意気込みを述べた。
森田祐利栄コメント
緊急事態宣言が解除され、世の中は、新しい生活様式、新しい価値観と共に次のステップへ進みました。
5月の公演では、必要に迫られ取り組んだリモート・クリエイション(遠隔稽古)でしたが、今回はその経験をもとに、「リアル」と「オンライン」のベストミックスを追求した上演になります。
劇場にいる「リアル」な俳優と「オンライン」で演技する俳優が共演し、また観客は、「リアル」な劇場と、「オンライン」の仮想劇場を選択できます。
今回の試みは様々なシチュエーションでの可能性を示せるのではないでしょうか。まだまだ不安定な状況が続きますが、皆さまに上演をお楽しみ頂けますと幸いです。
笠井友仁コメント
街に人が増える一方で、様々な理由から他人と会えない人もいます。
他人に会えない表現者や観客が参加できる演劇をつくりたいと思い、出演者がオンラインとオフラインに分かれて出演する「死者ノ書」を創作して上演します。
関西にゆかりのある「中将姫伝説」をもとに民俗学者の折口信夫が記した小説「死者の書」は奈良時代を舞台に異なる価値観の対立と共存を描いた物語です。
男性だけでなく、女性たちにも仏教が広まり、人の価値観が変わっていく様子は感染症の流行を契機に変化する現代社会に通じます。
上演を通じて異なる価値観が共存する方法を模索したいと思います。
エイチエムピー・シアターカンパニー「死者ノ書」
2020年7月17日(金)~19日(日)
大阪府 表現者工房
原作:折口信夫「死者の書」
演出:
出演:
※高安美帆の「高」は、はしご高が正式表記。
ステージナタリー @stage_natalie
異なる価値観が共存する方法を模索する、HMP「死者ノ書」劇場&オンラインで上演(コメントあり)
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