「DUOの會」幕開けに笠井叡「未知のリアリティの創造を」

KAAT DANCE SERIES 笠井叡「DUOの會」が、昨日3月26日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオで開幕した。

本公演では、笠井叡の身体性を笠井瑞丈が、笠井叡の中に存在する故・大野一雄の身体性を川口隆雄が表現し、笠井叡と大野によるデュオ3作品「犠儀」「丘の麓」「病める舞姫」のリクリエーション版と、新作「笠井叡の大野一雄」を発表する。

開幕に際し、笠井叡は「今回の『DOUの會』は、私が十代の終わりに大野一雄に出会い、引きずられるように舞踊の世界に入り込んでから今日までの自身の歴史を新たな作品に昇華しました。私にとって初めての取り組みとして、映像をつかいましたが、大野一雄と笠井叡の初演時の映像と川口隆夫、笠井瑞丈のリアルな身体を重ね合わせることで、未知のリアリティの創造を行うことができました。ぜひご来場ください」とコメントした。

上演時間は休憩を含む約2時間で、公演は3月29日まで。なお、上演期間中は新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、除菌アルコールの設置、スタッフのマスク着用などが行われる。