初演出作「BIRTHDAY」開幕、平野良「自分以外の10人が輝ける場所を作りたい」

平野良が原案・演出を務める舞台「BIRTHDAY」が、昨日11月27日に東京のこくみん共済 coop ホール / スペース・ゼロで開幕した。

平野の初の演出作となる本作では、次々と試練に見舞われる10人の姿が描かれる。脚本を西垣匡基が手がけ、出演者にはオーディションで選ばれた主演の宮河慶信をはじめ、秋沢健太朗、オラキオ、栗原大河、碕理人、反橋宗一郎、谷佳樹、葉山昴、山脇辰哉、鷲尾修斗が名を連ねた。

開幕に際し平野は、「自分以外の10人が輝ける場所を作りたいというのが最初のきっかけでした」と創作を振り返り、「究極の大衆演劇みたいなものを作れたら」と意気込みを語っている。

上演時間は休憩なしの約1時間30分を予定。公演は12月1日まで行われ、当日券は全ステージ販売予定だ。

平野良コメント

初演出ですが、普段役者をやっているときとあまり変わりません。自分以外の10人が輝ける場所を作りたいというのが最初のきっかけでした。オラキオさんは芸人として、山脇は小劇場で活躍している、宮河くんは初お芝居、他のメンバーは数々の舞台にでている強いメンバーで構成された作品だと思います。究極の大衆演劇みたいなものを作れたらなと。それぞれのキャラクターや魅力が出せたらと思っていたが、今回は存分に出せているのではないかと感じています。内容はネタバレになるのでお話しできないが、ゲネプロの写真を見て「こうなのかな、ああなのかな」と想像して楽しんでいただければ幸いです。

宮河慶信 コメント

初オーディションで、初舞台で、初主演。いろんなことが初めてで、わからないことばっかりでした。皆さんにいろいろ教えもらって、ここまで形にできましたた。いろいろな方に見てもらいたいです。

谷佳樹 コメント

こんなにも素敵なメンバーが集って、（平野）良くんの人望や今まで積み上げてきたものが集約された場所に自分もいれることがうれしいです。僕は「平野JAPAN」と呼んでいます。サッカーと同じで11人がそれぞれのポジションで、役割があるからゴールを目指せる。そして良くんがゴールキーパーで守ってくれているので、僕たちもガンガンせめて点を取りに行きたいと思います。

鷲尾修斗 コメント

10人のキャストですが、僕の中では良くんも入れた11人のチーム。きっと1回見ても分からないことがあったり、4面の舞台なので、いろいろな角度から見ると違った表情が見えて楽しめる舞台なので、2回、3回、4回、5回と見ていただいて、少しでも何かを感じ取っていただければと思っています。

秋沢健太朗 コメント

平野さんが頭の中で思い描いていたことが具現化できた舞台だと思います。「BIRTHDAY」というタイトル通り、初めての事ばかりで今日が僕にとって役者としての記念すべき日になると思っています。今後この経験を糧にいろんなことにチャレンジすることを怖がらないで一歩踏み出せる作品になっているので、ぜひ会場で感じていただきたいです。

葉山昴 コメント

尊敬してやまない俳優・平野良さんの初演出の挑戦に携われてうれしく思っています。あらすじやビジュアルだけでは一体どんな舞台なのかわからないと思いますので、皆さんのワクワク感をいい意味で裏切れるように、精一杯演じていきたいです。

碕理人 コメント

このカンパニーは10人プラスの良さんで作り上げた作品だと思っている。誰一人かけても成立しない作品。「役者がこんなことしてるの!? あんなことしてるの?!」という驚きの連続、見どころがたくさんだと思いますので、ぜひ劇場でいろんな方面から見ていただきたいです。

反橋宗一郎 コメント

良くんの初演出作品なので、終わった時に良くんに「もう一度演出をやりたいな」と思ってもらいたいです。またこの記事を読んだ皆さんには、どういう舞台かを一言では言えない作品に仕上がっているので、僕らが作り上げた舞台にぜひ足を運んでいただきたいです。

山脇辰哉 コメント

はじめましての方々ばかりですが、皆さんとても優しい人間ばかりでいいなーと思っています。初日がんばります。

栗原大河 コメント

唯一出演者の中で舞台の途中から登場してくる役なので、皆さんの2倍以上動いて皆さんと同じくらい疲れるほど頑張りたいです。

オラキオ コメント

平野さんとは役者として何度も共演しているが、今回初演出とのことで、平野さんの思い描いているものに近づけるよう頑張ったつもりです。本番でも気を抜かずやっていきたいと思います。