登場人物の心理を細やかに描く、久保紘一版「海賊」を再演

NBAバレエ団「海賊」が10月19・20日に東京・東京文化会館大ホールにて上演される。

本作は、2018年に初演された、久保紘一版「海賊」。音楽性を重視し、新たな楽曲や剣術シーンを織り込んだ、現代版となっている。

舞台は19世紀初頭ギリシャ。海賊のコンラッドは高級軍人のザイードの暗殺を試みるが、ザイードはギュルナーレを盾にして、逃げてしまう。救出されたギュルナーラは、コンラッドに心奪われるも、彼はメドーラを愛していることを知り……。

キャストは日替わりで、コンラッドを高橋真之と宮内浩之、メドーラを竹田仁美と峰岸千晶、ギュルナーレを竹内碧と佐藤圭、パシャ・ザイードを三船元維と宝満直也が演じる。登場人物たちの心理を細やかに描いた作品だ。