演劇関係いすと校舎、“ほとんど民家“の会場で桃農家描く「もものみ。」開幕

演劇関係いすと校舎「もものみ。」が本日9月13日に福岡・自宅劇場「守田ん家。」で開幕する。

2015年に初演された「もものみ。」は、第22回劇作家協会新人戯曲賞の最終候補にノミネートされた同劇団の代表作。初演と同じく守田慎之介が作・演出を担当し、出演者には、劇団C4の谷川哲朗、劇団言魂の横佐古力彰、そして演劇関係いすと校舎メンバーが名を連ねている。

劇中では、桃農家を営む家族・市井家の日常を描く会話劇が展開する。大黒柱である家長を亡くして1年、あとを継いだ長男が作った桃の収穫期を終え、市井家にはゆっくりとした時間が流れていた。ある日、男を求めて家を飛び出した長女が戻ってくると、家族の思いが少しずつ表に見え始め……。

上演に際して守田は、「4年ぶりの再演となります『もものみ。』が始まります。福岡県行橋市と宮崎県三股町という長閑な町で、ほとんど民家の会場でツアー公演します。『もものみ。』にたくさんの方が出会って頂けると幸いです」とコメントしている。上演時間は約1時間40分。福岡公演は9月15日まで行われ、そのあと本作は28・29日に宮崎・旧小倉邸で上演される。