PARCOプロデュース「転校生」が本日8月17日に東京・紀伊國屋ホールで開幕する。
高校生たちの1日を描いた「転校生」は、1994年に初演された
開幕に際し、本広は「今回、四年振りに再び若い子達と熱い夏を過ごしましたが、学校の先生というのはこんな気持ちなのかなぁと一ヶ月間つくづく感じながら演出を進めました」と感慨を述べ、「全体的な演出のテーマとして、どこからが演劇なんだろうといつも思っていて、その境界線を探すということが今回のテーマです。開演前から俳優が徐々に役になっていくことも含めての演出をしています」とコメントしている。
上演時間は約1時間15分を予定。公演は8月27日まで。
本広克行コメント
以前は演劇でも映画でも初日は嘔吐くくらいに緊張して気持ち悪くなっていましたが、最近は流石に慣れてきて、あんまりドキドキとかひやひやとかしなくなっているんですが、今回は俳優達の緊張感が伝わってきて、僕も新鮮な気持ちでいます。
今回、四年振りに再び若い子達と熱い夏を過ごしましたが、学校の先生というのはこんな気持ちなのかなぁと一ヶ月間つくづく感じながら演出を進めました。出来の良い子もいれば悪い子もいて、手のかかる子もいれば、すぐに出来てしまう子もいたり。でもこの子達が今後俳優として羽ばたいていってくれたらいいなと考えています。
この台本は非常に計算された精度の高い台本です。同時に会話が行なわれても聞こえてくる。すべてが緻密に考えられています。女子校版はノスタルジックを味わって頂ければ良いかなと思います。男子校版は実は自分にとって近未来SFとしてとらえています。約四半世紀前に書かれた台本ですが、「こんな解釈があったんだ!」と興奮しています。女子校版とはまた違ったエネルギーを感じて頂ければと思います。
また、全体的な演出のテーマとして、どこからが演劇なんだろうといつも思っていて、その境界線を探すということが今回のテーマです。開演前から俳優が徐々に役になっていくことも含めての演出をしています。
PARCOプロデュース 2019「転校生」
2019年8月17日(土)~27日(火)
東京都 紀伊國屋ホール
脚本:
演出:
出演(五十音順)
女子校版愛わなび、
※川崎珠莉の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。
足立英、荒澤守、
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本広克行 / Katsuyuki Motohiro @kmotohiro
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