40分間の“マッサージサービス”描く、渡辺源四郎商店「背中から四十分」

渡辺源四郎商店「背中から四十分」が、4月19日から21日まで青森・渡辺源四郎商店しんまち本店 2階稽古場、5月1日から6日まで東京のザ・スズナリで上演される。

2004年に初演された本作の舞台は、東北地方の温泉地にあるホテルの一室。中年男・相本は真夜中にマッサージ師・せつこを呼びつける。2人っきりのツインルームで、40分間の“マッサージサービス”が始まり……。

作・演出を手がける畑澤聖悟は「マッサージを職業とする人々は数えきれないほどのコリを毎日引き受け、体内に貯め込んでいるのに違いない。では彼（彼女）らは、一体いつ癒されるのだろう。こんなことを考えつつ、マッサージ師が主役の『背中から四十分』を書いた」と振り返り、「2019年の空の下の『癒し』の先にあるものを見つめていきたいと思っている」と意気込んだ。

キャストには三上晴佳、札幌座の斎藤歩、青年団の天明留理子、山上由美子、佐藤宏之、工藤和嵯が名を連ねる。上演時間は約1時間30分を予定。