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明日海りお&仙名彩世の最後の“共同作業”、宝塚花組「CASANOVA」東京へ

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左から明日海りお、仙名彩世。

左から明日海りお、仙名彩世。

宝塚歌劇花組「祝祭喜歌劇『CASANOVA』」の東京公演が、本日3月29日に東京・東京宝塚劇場で開幕。初日に先駆け同日、通し舞台稽古と囲み取材が行われた。

生田大和が作・演出を務める本作は、稀代のプレイボーイ、ジャコモ・カサノヴァの数奇な人生をもとにした冒険譚。数々の女性と浮名を流し、ベネチアの風紀を乱した罪で投獄されたカサノヴァ(明日海りお)は、周到な計画を立てて見事脱獄を果たす。そんな中彼は、ベネチア総督の姪ベアトリーチェ(仙名彩世)と出会い、恋に落ちるが……。

本作のストーリーは、ミュージカル「1789 -バスティーユの恋人たち-」で知られるドーヴ・アチアの楽曲に合わせてテンポよく展開していく。キャストたちはアップテンポなダンスミュージックやラップ調の楽曲に乗せて、息の合ったダンスや美しいコーラス、コミカルな掛け合いを次々に披露した。

チャーミングな笑顔を浮かべる明日海は華麗な歌とダンスで魅せ、恋と冒険を求めて生きるカサノヴァを体現。仙名は好奇心旺盛で芯の強いベアトリーチェを好演し、ゴンドラ乗りに扮したカサノヴァと船の上で美しいデュエットを響かせた。また柚香光扮するアントーニオ・コンデュルメル・ディ・ピエトロの力強いパフォーマンスにも、ぜひ注目しよう。

通し舞台稽古のあとに実施された囲み取材には、明日海と仙名が出席。明日海は、仙名が本作の千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団することに触れ、「仙名との最後の“共同作業”ですので、大切に務めたいと思います」と仙名に視線を送る。また東京公演に際し、「(演出の生田)先生の思い描いているものを形にできるよう、日々突き詰めています」と真摯に述べた。

続いて仙名は「宝塚大劇場で1カ月上演させていただきましたが、まだまだ苦労すべきところがあります。明日海さんにしっかりついていって、よりよい舞台にできたら」と意気込み、「最後までしっかり務めてまいりたいと思います」と明日海に笑顔を向けた。

記者から楽曲の魅力について問われると、明日海は「体が思わず反応してしまうような、素敵な曲ばかりです。東京宝塚劇場では宝塚大劇場と曲の聞こえ方が違って、とても新鮮」と感想を口にする。これを受けた仙名も「もっと音楽を聞き込んで、楽曲がどう作られているのかを理解したうえで歌いたいです」と意欲を見せ、「明日海さんが歌いこなしていらっしゃってすごい。早くその領域まで到達したいです」と明日海の歌声を称賛。仙名の言葉に対し、明日海は「ありがとうございます(笑)」とごまをするジェスチャーを見せ、記者たちを笑いで包んだ。

上演時間は休憩30分を含む約3時間で、東京公演は4月28日まで。なお本作の上演期間中には、東京宝塚劇場内のCafe de Reposにて、作品にちなんだオリジナルカクテル「モテ男」とオリジナルノンアルコールドリンク「ヴェネツィア」が販売されるほか、特別デザート「『CASANEREVA』~デザート名には笑いと冒険が必要だ~」が提供される。

また千秋楽に実施されるライブビューイングでは、本編のほか、仙名の“サヨナラショー”や退団者挨拶も上映。ライブビューイングのチケットの一般販売は4月20日11:00にスタート。会場となる全国、香港、台湾の映画館は、ライブ・ビューイング・ジャパンの公式サイトで確認しよう。

※Cafe de Reposの2つ目のeは、アクサングラーブ付きが正式表記。

宝塚歌劇花組「祝祭喜歌劇『CASANOVA』」

2019年2月8日(金)~3月11日(月)※公演終了
兵庫県 宝塚大劇場

2019年3月29日(金)~4月28日(日)
東京都 東京宝塚劇場

作・演出:生田大和
出演:明日海りお仙名彩世 ほか

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