「ロマサガ2」の世界を佐藤アツヒロが立ち上げる「SaGa THE STAGE」東京へ

「SaGa THE STAGE ～七英雄の帰還～」の東京公演が、明日10月2日に東京・シアター1010で開幕する。

9月21日に埼玉・戸田市文化会館で初日を迎えた本作は、RPG「SaGa」シリーズを原案とした「SaGa THE STAGE」の第2弾。「ロマンシング サ・ガ2」をモチーフとする今作では、佐藤アツヒロ演じるノエルと谷口あかり演じるオアイーブの恋模様が展開する。

主演と演出を佐藤が務め、世界観監修・脚本原案はゲームクリエイターの河津秋敏、脚本はシナリオライターのとちぼり木が担当。出演者には佐藤、谷口のほか、中村誠治郎、平山佳延、山田菜々、川田祐、岩永洋昭、細貝圭らが名を連ねている。

9月21日に実施された囲み取材には、七英雄役を演じるキャスト7名が出席。佐藤は「ゲームファンの皆さまに納得していただくため、ゲームの世界観に忠実に再現することを心がけ、演劇の要素をたっぷり加えました」と述べ、「演出は全体を見ながら進行するので、伝える言葉を見つけるのには苦労しました」と稽古を振り返る。本作の見どころについては「立ち回りで物語が展開する」点を挙げ、「1カ月以上、朝から晩まで稽古し、みんなで作り上げた思いをお客様に届けたい」と語気を強めた。

ワグナス役のほか殺陣指導を担当する中村は、「殺陣が初めてのキャストもいましたが、みんな見違えるほどうまくなった。自信を持ってお客様の前で披露できると確信しています」と力強くコメント。またスービエ役を演じるほか振付を手がける平山は「アツヒロさんは優しい兄貴でした」と熱い信頼を寄せ、「このカンパニーだからこそできる芝居をお届けしたい。気合い入ってます！」と抱負を語った。

ロックブーケ役の山田は、初挑戦の立ち回りやひさしぶりだと言う歌の披露に意気込みつつ「アツヒロさんからのお声がけが心強かった」と感慨を述べ、続いてボクオーン役の川田は「歴史ある作品なので、ファンの皆さんに自信を持って見せられるようにがんばります。たくさん暴れ回るので、注目して」とアピール。

さらにダンターグ役を務める岩永は「カンパニー一同、ケガなく駆け抜けたいですね。大所帯なので、みんなで力を合わせていい作品にしたいです」、クジンシー役の細貝も「みんなで稽古した成果をお客様にお見せできるよう、全力でがんばります」とそれぞれ意気込みを述べた。

「舞台『SaGa THE STAGE ～七英雄の帰還～』」は明日10月2日から8日まで東京・シアター1010、10月17日から21日まで大阪・サンケイホールブリーゼにて上演される。